自分にぴったりの、アンティークデスクを見つけるコツ。

アンティーク全般

自分にぴったりの、アンティークデスクを見つけるコツ。

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アンティーク デスク

味わいのあるアンティークのデスクが欲しい…そう思っても自分の求めるイメージのデスクを見つけるのはなかなか難しいものです。
やっと見つかっても、アンティークデスクの価格が妥当なのか不安を感じたり。見つけたデスクが本当に自分に合っているのか、アンティークデスクならではのチェックポイントも知りたいですよね。
今回はアンティークデスクの購入を考えた際に、持ってしまう不安や疑問を解消していきます。疑問を解消する中で、あなたにぴったりのアンティークデスクがどんなものか整理できるはずですよ。

Contents

実用アドバイスつき、アンティークデスクの種類

アンティークデスクを探すには、どんな形があるか知っておくと探しやすさが倍増します。ここではまず、アンティークデスクの基本形を6つご紹介します。
アンティークデスクは、同じ形でも場合によってはいくつかの呼ばれ方があります。その際はできるだけ複数の名称で調べてみるのがおすすめです。そうすれば、後から「こんなデザインのものもあったなんて!」と後悔しなくて済みますよ。

デスクの定番、両袖机(ニーホールデスク)と片袖机

片袖 机

デスクというと思い浮かぶのが両袖机と片袖机ではないでしょうか。この2つは足元にある収納が特徴です。

充実した足元収納

両袖 机

両袖机と片袖机はどちらも足元にあるたっぷりとした収納が特徴的で、学習机の定番というイメージがありますよね。
まず、同じ両袖型のものでも日本製のものは「両袖机」、西洋のものは「ニーホールデスク」と呼ばれます。日本製は素朴な印象があり、西洋のものは細工の凝った華やかな雰囲気なので、好みのテイストで選んでみてくださいね。また両袖型のバリエーションとして両面から使用可能なパートナーデスク、大きくて材質が高級なプレジデントデスクなどがあります。

なお片袖机は両袖机から派生した歴史があり日本のアンティークデスクではおなじみの形ですが、海外のアンティークデスクでは数が少なく、ビンテージで入手できる程度となっています。

デスクワークが多い方に

ドローイング デスク

両袖机と片袖机は足元収納が充実しているおかげで、天板の上にたっぷりと作業スペースを確保することができます。物を存分に広げてデスクワークに没頭できるのが嬉しいですよね。
そしてそれ以外に、幅広い設置方法に対応できるというメリットがあります。デスクというと通常、壁に向かって置くことが多いですが、アンティークの両袖机や片袖机は背面の造りが整ったものが多いので、目につきやすい部屋の真ん中に置いたり、壁に側面を付ける形で設置するのにも適していますよ。

目隠しもエレガントに、ロールトップデスク

デスク 勉強

今やアンティークでしか見ることが無いロールトップデスクは、天板を隠せるじゃばら式のカバーが特徴です。

じゃばら式のカバーでプライバシーを守る

ロールトップ デスク

ロールトップデスクは両袖机や片袖机にじゃばら式のカバーが付いた、普段目にしない変わった形をしています。実はこのロールトップデスク、昔のオフィスでよく使用されていた形で、ヨーロッパ・アメリカ・日本などで作られたものがアンティークとして残っています。

また高級なロールトップデスクは、カバーが引き出しの鍵に連動した凝った造りになっています。カバーを上げ切らないと、引き出しを出すことができないのです。カバーを下げる動作ひとつでデスク全体に鍵がかかるので、簡単かつ厳重にプライバシーを守れる、ビジネスマンあこがれの存在でした。

デスクの上をすっきりと隠したい方に

デスク 収納

ロールトップデスクのメリットは、上に物を置いたままでも天板を隠せることと、カバーを閉じた状態でも目を引くことです。例えば来客があった時や部屋をすっきりさせたい時、作業途中の散らかった天板をスマートに隠すことができます。
またそれ以外の特徴として、足元だけでなく天板の上にも収納が豊富に付いていることが挙げられます。何かと増えがちな小物や書類をすっきり収納できるくらい、細かい仕切りや引き出しが充実していますよ。

多用途が楽しい、ライティングビューロー

ライティングビューロー

アンティークのライティングビューローは、チェストのように見えてデスクの役割もこなせるのが特徴です。

デスクとチェストを兼ね備えた形

天板 折りたたみ

アンティークのライティングビューローは下がチェスト、上がデスクスペースに分かれており、天板は不要な際はたたんで蓋のように使うことができます。折りたたみ式の天板は体重をかけるとぐらつくような頼りないイメージがあるかもしれませんが、天板はスライド式のバーで下から支える仕組みになっているものが多く、安心して使うことができますよ。

またアンティークのライティングビューローには日本製のものもありますが、床に座って使うための背の低いものがほとんどで、かつ西洋アンティークに比べて奥行も幅も狭めなのが特徴です。

機能的ですっきりしたデスクが欲しい方に

アンティークデスク フランス

ライティングビューローは、デスクスペースを隠せることに加え、必要に応じて天板をたたみお部屋を広く使えるメリットがあります。普段はチェストとして、必要な時にはデスクとして使えるので、常にデスクを使うわけではないから購入にいまひとつ踏み切れない…なんて方も納得できるデスクですよ。

本棚つきデスク、ビューローブックケース

デスク エレガント

アンティークのビューローブックケースは本棚・チェスト・デスクとひとつで3役こなす機能性に加え、デザインの美しさが魅力です。

しまうのが楽しい、ガラス張りの本棚

アンティーク 本棚

ビューローブックケースは、ライティングビューローの上に収納用の棚が付いた形をしており、本などをたっぷりとしまうことができます。このデスクは本の普及と共に貴族階級から一般家庭へと広まりましたが、貴族文化を受け継いだエレガントな佇まいから、当時は特に女性から人気がありました。

また棚の扉はほとんどがガラス張りで、ステンドグラスや凝った木の飾りなどが施されデザインが豊富です。扉のデザインでがらりと雰囲気が変わる多彩さに、思わず惹かれてしまいます。

機能的かつ華やかで重厚感あるデスクが欲しい方に

アンティーク ガラスケース

ビューローブックケース最大の魅力は、どっしりした構えや華のある扉から感じる、洋家具らしい重厚感と気品です。けれどもちろん魅力は機能面にもあります。例えば飾りが入ったガラス扉は、直線や曲線のパターンが見ていて楽しいだけでなく、中のものをさりげなくカモフラージュしてくれます。また、見る方向によって収納したもののシルエットが変わる、絶妙なディスプレイを楽しむこともできます。
それに加えいくつも家具を置かなくて済むのも、嬉しいポイントですよ。

すっきりと洗練された、コンソールテーブル

猫脚 デスク

コンソールテーブルは飾り台として作られた家具ですが、シンプルで奥行きの狭い小さめのデスクとして使うことができます。

小振りで上品なデスク

アンティーク 机

アンティークのコンソールテーブルは、もともとは壁に付けて設置して、花瓶や彫像をディスプレイする飾り台として作られました。しかし使い勝手が良かったことから、デスクとして使われることもあるのです。もとが装飾用のテーブルということもあって、上品で凝ったデザインのものが多く見られます。
ほとんどのコンソールテーブルには天板の下に引き出しが1~2つ付いているので、作業中に邪魔なものや必要な時にさっと取り出したいリモコンなどの日用品をしまっておくことができます。

他の用途にも使えるデスクが欲しい方に

薄型 デスク

コンソールテーブルは他のアンティークデスクに比べて奥行きが狭いので、薄型デスクの様な感覚で限られたスペースにも置くことができます。また移動しやすい大きさとシンプルな形で、デスク以外の用途にも転用しやすいメリットがあります。
ライフスタイルの変化によって、デスクスペースがずっと必要とは限らないですよね。そんな場合も他の用途にも使えるコンソールテーブルならば、使い続けることができて安心ですよ。

素朴でシンプルな、作業台(作業机・平机)

レトロ デスク

アンティークの作業台は、西洋や日本の鍛冶屋や工場、アトリエなど様々なところで使われていました。以前の持ち主を想像するのも楽しみのひとつです。

使い込まれた雰囲気が魅力

家具 引き出し

作業台はどれも素朴な印象で、前の持ち主が使い込んだ「味」が魅力です。作業台の特徴としては、使用されていた場所に適した大きさで作られたことから、サイズのバリエーションが豊富だということが挙げられます。中でも天板の大きさが一般的なデスクに近いものや小さめのものは、「平机」として取り扱われることがあります。

また天板の下に引き出しや棚が付いているだけのことが多いので収納量は少ないですが、文房具などデスク周りのちょっとしたものの収納もちゃんと担うことができますよ。

大きさが豊富で、素朴な味わいを楽しめるデスクが欲しい方に

天板 大きさ

アンティークの作業台は、素朴な味わいがあるデスクが欲しい方にぴったりです。
また大きさの幅が広く、自分の用途に合わせて柔軟にサイズを選べるのも、作業台ならではのメリットです。例えば普通のデスクと比べて小さめのサイズであれば、手紙や日記を書くちょっとしたスペースとして、普通のデスクくらいのサイズならば、シンプルなデスクとして充分快適に使うことができます。また大きなサイズのものは、布を広げて裁縫をしたり画材などを広げて絵を描いたり、広々と創作活動をするためのワークスペースとしても活用できますよ。

自分に合った「大きさ」を選ぶポイント

種類が分かったところで、次に考えたいのがアンティークデスクの「大きさ」です。アンティークデスクにはアンティークならではの、サイズに関する注意点があります。
それぞれの注意点を確認しながら、自分に合った大きさのものを探していきましょう。

天板の大きさは使用用途から選ぶ

デスク アンティーク

アンティークデスクを選ぶ際に、天板の広さは無視できないポイントです。広すぎても場所を取りますし、作業に適した大きさが無ければストレスになってしまいます。自分の使用用途から、どれくらいの広さが必要かシュミレーションしてみるのがおすすめです。
なおコンソールテーブルや作業台以外のアンティークデスクは、薄型のものの数が少ない傾向にあります。そういった形を希望される方は、日頃から細目にお店をチェックしてみるのがいいですよ。

日本製と西洋製は、横幅や高さが異なる

デスク チェア

アンティークデスクと言えば西洋のイメージが強いですが、日本でも西洋風のデスクが作られていました。ただし日本製のアンティークのデスクの方が、横幅も高さも小振りになっています。体がぴったりと収まるような小さめのデスクがお好みの方や小柄な方には、日本製のアンティークデスクの方が使いやすいかもしれません。

ただし幅が狭い分、日本製のものにはキャスター付きの椅子などがしまえない可能性もあります。足元にゆとりが欲しい、デスクに椅子をすっきりと入れておきたい方は、念入りにサイズ確認しておくといいですよ。

大きいアンティークデスクは、搬入経路が心配?

自分の欲しいアンティークデスクが大きなものだった場合、搬入ができるのか、またスムーズにいくか不安になるかもしれませんね。実は似た大きさのデスクでも、形によって搬入のしやすさが異なります。次に搬入がしやすい順番で、デスクの代表的な3つの形をご紹介します。自分が欲しいデスクがどれに該当するかチェックしておくと、自分の家の置きたい場所まで運べるのか、判断しやすくなりますよ。

分解できるタイプ

組み立て デスク

ニーホールデスクやロールトップデスクには、足元の棚・天板・天板上の棚が分解できるようになっているものがあります。デスクの中で最も幅が広いのは天板部分なので、ここが取り外せることで搬入はかなりスムーズに進みます。分解できるタイプが搬入できないことは、ほとんどありません。

分解できない、土台が脚になっているタイプ

デスク 白

分解できない土台が脚のタイプは、コンソールテーブル、作業台、ほとんどの片袖机、一部の両袖机にみられます。この形はまずデスクの中で長さが最も短い部分と、最も長い部分の計測をします。短い部分の長さが廊下やドアの開口部の幅よりも小さく、かつ最も長い部分の長さが廊下の天井の高さより小さいなら、搬入できると判断して大丈夫です。

貫とは

長さを測ってみたけれど条件を満たせそうもない、そんな場合もあきらめないでください。脚が付いたこのタイプならば、先に脚だけを通すことで搬入可能なことが多いです。でも足元に貫(ぬき)(※)が付いているとこの運び方ができないこともあるので注意が必要ですよ。

※貫(ぬき)とは家具の構造を支えるために、水平に付いている棒状のパーツのことです。

分解できない、土台が棚になっているタイプ

書斎 デスク

気をつけなくてはいけないのがデスクの土台が棚で、かつ分解できないタイプです。こちらも土台が脚のタイプと同様に、最も短い部分と長い部分の長さを計測し、先ほど挙げた条件に当てはまるか確認します。
測ってみたけれどギリギリの大きさである、あるいは大き過ぎるならお店に問い合わせて相談してみましょう。窓からの搬入など、解決策を一緒に考えてくれるはずです。

使い勝手に差が付く「収納」の選び方

アンティークのデスクのほとんどが、収納部分が非常に充実しています。でもただ単に収納の量だけで購入を決めてしまうと後で困ることになるかもしれません。使い勝手に大きな差が出る「収納」ですから、自分にぴったりのデスクを見つけられるように、どんな種類があるのかここで押さえておきましょう。

用途によって選びたい、天板上の収納

ライティングビューローやビューローブックケース、ロールトップデスク、そして一部の片袖・両袖机には天板上に細かい収納が付いています。どんな収納があるかは大きく2タイプに分けられ、バリエーションと合わせると3タイプの形が見られます。
それぞれの特徴をご紹介していきますので、デスク選びの参考にしてくださいね。

棚タイプ

デスク 棚

棚だけで収納スペースが構成されているタイプです。多くの場合、ちょっとした小物をしまえそうな小さな収納スペースと、書類棚の両方が備えられています。書類棚は縦置き型と横置き型の2種類の形があるので、自分の使い勝手に合った方を選びましょう。
デスクの上には書類や本をたくさん置きたい、そんな方に適したタイプです。

引き出しと棚の複合タイプ

デスク 引き出し

引き出しと棚が組み合わさったタイプです。アンティークデスクの天板上の収納に最も多い形式で、引き出しはペンなどがしまえるサイズが主流となっています。また引き出しの数や配置はバリエーションが豊富となっています。
種類によってデスクの印象が少なからず異なるので、見た目から自分のお気に入りを探す楽しみもありますよ。

変わり型、引き出しや棚の下に隙間があるタイプ

デスク 収納

上の2つのタイプのバリエーションとして、収納部分と天板の間に隙間があるタイプがあります。この隙間は書類をとりあえず置いておく場所としても使え、作業スペースを確保するのに一役買ってくれます。
本や書類を存分に広げたい方は、天板の上を有効に使えるこのタイプが適していますよ。

限られている、書類の収納場所

デスク 足元収納

現行の両袖机や片袖机のほとんどは、足元の1番下の引き出しや棚が、書類を立てて入れられる大きさになっていますよね。しかしアンティークのデスクでは、そのような大きめの収納が足元についていることはほとんどありません。代わりに書類は引き出しに平らにして収納するか、天板上の仕切りにしまうことになります。
それを知った上でどれぐらいの収納スペースが必要か考えておくと、書類がしまいにくいなんてこともなく、使い始めもスムーズですよ。

日本のアンティークデスクは、書類サイズに注意

デスク 書類収納

日本のアンティークデスクを買う場合、気を付けたいのは書類のサイズです。現在では世界基準のA判が一般的ですが、昔の日本では江戸時代の「美濃判」の寸法をもとにしたB判が一般的でした。その影響で日本のアンティークデスクはB版を基準に作られていることがあります。A4タイプの書類を入れたいのに、B5の書類に対応した大きさだったということもあるようです。
特に日本製のデスクは自分のよく使うサイズの書類を入れられるか、念入りに確認しておくことをおすすめします。

アンティークデスク、細かいけれど確認しておきたい4つのこと

全体的には問題なくても毎日使うデスクですから、意外と細かい部分が気になってくるものです。アンティークのデスクならではの、使い勝手や風合いを左右する、見落としがちだけれど確認しておきたいポイントをご紹介します。あらかじめチェックしておけば、なお安心して購入に踏み切れますよ。

椅子をしまいたいなら、足元の貫に注意

デスク 椅子

ライティングビューローやビューローブックケース以外のデスクを買う際に、チェックしておきたいのが足元の貫(ぬき)です。アンティークデスクの貫は、デスクの奥行きのちょうど真ん中に付いていることが多く、人によっては足元が窮屈に感じたり、椅子が中までしまえない恐れがあります。
足元に余裕が欲しい、あるいは椅子の収まりがいいデスクが欲しいなら、貫の有無や位置も確認しておくといいですよ。

ちょっと気になる?インクのしみ

デスク 汚れ

以前の持ち主がつけてしまったのでしょう、アンティークデスクの天板にたまに付いているのが、油性マジック・ボールペン・インクの染みです。この染みは頑固でなかなか落ちないですが、そんな場合も汚れを削って対処できることがあります。けれどお店や商品によってはアンティークの「風合い」として残すために、あえて染みを削らない場合もあるんです。ただどうしても汚れを取りたい場合は、お店に問い合わせてみてください。

なお自分で研磨して汚れを落とす方法も紹介されていますが、きれいに仕上げるのはコツが必要で、初心者の方にはおすすめできません。やはりプロにお願いするのが安心ですよ。

難しい、天板のレザー修理

デスク レザー

デスクの天板には木製だけでなく、レザーが張られているものもあります。木製の天板は修理を受け付けてもらえる可能性が高いのですが、レザー製の天板は限られたお店でしかリペアをおこなっていません。レザー天板のリペアは基本的には革の総張替えとなるため、大掛かりな作業となってしまうのが要因のひとつです。購入後に革の擦れや剥がれなどの不備に気づいても、購入店で修理できず他業者に送るなど、時間と手間がかかる事も考えられます。
また、たまに見られる金彩付きのレザー天板は、金彩付きの革をストックしているお店がほとんど無いことから、より修理が難しくなります。

できるだけ修理に出さずに済むように、レザー天板はあらかじめ状態をしっかりと確認し、納得した上で購入するのがおすすめですよ。

お店選びのポイントは「メンテナンス」

アンティーク家具 修理

アンティークデスクは、比較的どれも高価な家具になります。やはりメンテナンスをしてくれるお店で購入するのがおすすめです。販売前にメンテナンスを施しているだけでなく、引き出しの動かしにくさなど使う中で気付いた不具合にも、快く対応してくれるお店が安心ですよ。

アンティークデスクを取り入れた、インテリア実例

アンティークデスクの種類や選び方をご紹介してきましたが、ここでは実際にお部屋に置いてある4つのコーディネートを見ていきましょう。
インテリアの見た目だけでなく、アンティークデスクを使って生活を豊かにするヒントが詰まっています。

重厚な雰囲気が落ち着く、書斎

アンティーク 書斎

クラシカルで重厚感ある書斎は、あこがれの存在ですよね。例えば大正ロマンな雰囲気漂うクラシカルな書斎を実現したいなら、押さえておきたいポイントは2つ。

インテリア 大正ロマン

まずは重厚感を演出する「木の色味」。デスクや合わせる本棚の色味を深い茶色にすることで、ぐっと落ち着いた空間になります。そしてもうひとつ、大正ロマンの雰囲気を加えるなら見逃せないのが「色ガラス」。深みのある緑色を選ぶことで、お部屋のアクセントになりながらも、大正ロマンらしい独特の色気を演出してくれます。
こんな書斎なら調べ物や作業もはかどりそうですね。

デスクで作る自分のスペース、リビング

リビング 書斎

できるだけ狭さを出したくないリビングも、デスクの大きさをちゃんと選べば、デスクスペースをつくることができます。このお部屋では海外製の両袖机ではなく、小振りな日本製の片袖机を選んで、圧迫感を抑えています。

リビング ナチュラル

家計簿を付けるといった家事作業や、読書などの趣味も、デスクがあれば気持ちを切り換えて臨めて、はかどりそうですよね。
またリビングにデスクを置くことで、家族の気配を感じながらもデスクワークができるというメリットがあります。忙しくしていても、同じ空間で時間を共有できるのが嬉しいですね。

デスクワークに潤い、オフィス・ワークスペース

アンティーク オフィス

無機質になりがちなオフィスも、アンティークデスクなどのあたたかみのあるアンティーク家具を使ってインテリアを作り上げていくことで、柔らかな雰囲気になります。

オフィス インテリア

またデスクをいくつも置いてオフィスを作り上げていく時、レイアウトは悩みどころのひとつですよね。例えば空間の広さに余裕は無くても、近くのデスクとスペースを区切りたいということもあるのではないでしょうか。そんな時に役に立つのが、家具で空間を仕切るという技。例えば写真のように棚でスペースを区切れば、収納として有効に空間を活用しながらも、ちゃんとパーソナルスペースを設けることができるんですよ。

切り換えやすさがポイント、ギャラリー・アトリエ

ギャラリー インテリア

ギャラリー兼アトリエは、仕事に没頭する場であると共に、お客様を迎える場でもあります。そんな場所に大切なのは、2つのシーンの切り替えが柔軟にできること。アンティークデスクを仕事机に使うなら、さっと机の上をきれいにできる、引き出し付きがおすすめです。

アトリエ デスク

ちなみにここで使っているのはパートナーデスクという珍しいデスク。表と裏、どちらからでも使えるユニークな形をしています。お客様が来た際に、対面で座ってお話ができるのが嬉しいポイントです。

アンティークデスク価格にまつわる話

ここでは購入にあたってやっぱり気になる、アンティークデスクの価格について見ていきましょう。
まず種類別に価格帯をご紹介した上で、アンティークデスクを少し安価に手に入れる方法、そして大型家具だからこそ気になる送料についてもお話していきますよ。

種類別で見るアンティークデスクの価格

アンティークデスクの種類別に、おおよその価格帯をまとめてみました。同じ形でも何が価格の違いを生むのか、合わせてご紹介します。

両袖机 (ニーホールデスク)と片袖机

両袖 デスク

片袖 デスク

両袖机で日本製なら8万円~25万円前後
両袖机で西洋ものならば11万円~34万円前後
日本製の片袖机なら4万円~6万円前後が平均的な金額です。

同じ形でも金具などの装飾にこだわった高級感のあるものと、より素朴なものと作り込みに差があります。デスクの見た際に感じる高級感が、そのまま価格を反映されている傾向にありますよ。

ロールトップデスク

アンティーク ロールトップデスク

日本製のロールトップなら18万円~27万円前後
西洋のロールトップなら23万円~25万円前後が平均的な価格帯です。

ロールトップデスクの価格に影響する要因のひとつがカバーと引き出しの鍵が連動しているか、それが正常に動くかです。実はこの凝ったロック機能が面倒だという理由で、前の持ち主が鍵を取り外してしまっている場合が多いので、今でも正常に動作するものは希少価値があるのです。

ライティングビューロー

アンティーク ライティングビューロー

日本のライティングビューローなら4万円~8万円前後
西洋のライティングビューローなら11万円~24万円前後が相場です。

ライティングビューローの価格は装飾の凝り具合、そしてデスク下のキャビネットの収納量に比例するようです。

ビューローブックケース

アンティーク ビューローブックケース

19万円~25万円前後のものが多いです。

ビューローブックケースは大きさがある分、使われている木材の種類が価格に反映されやすい傾向にあります。

コンソールテーブル

アンティーク コンソールテーブル

7万円~13万円前後が中心です。

コンソールテーブルで価格に影響する要因のひとつが脚の形です。脚の部分にアンティークらしい装飾が施されていると価格は上がる傾向にあります。

作業台(作業机・平机)

アンティーク 作業台

日本の作業台は2万円~14万円前後
西洋の作業台は3万円~19万円前後が相場です。

作業台の価格は、主に大きさに左右されます。また大きさの種類が豊富な分、価格にも開きがあります。

安価で手に入れたいなら、専門店以外の購入に挑戦

アンティークデスクの価格をご紹介してきましたが、なかなか高価だな、と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。もっと手の届きやすい価格のものも探したいなら、アンティーク家具の専門店以外での購入も、検討してみるのがおすすめです。
ここでは専門店以外の代表的な購入場所と、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。

ワンクリックが手軽な、ネットオークション

アンティーク ローテーブル

パソコン上で品定めができてしまうネットオークションは、その手軽さが魅力です。また価格が比較的、手頃なのも嬉しいポイントですね。
ただし検索してもアンティークの場合は新品の類似品が出てくることもあり、場合によっては探すのに根気が必要なことも。
また目で見て購入できない分、予想していたよりも状態の悪いものが届く可能性があります。ある程度コンディションが悪くても自分でメンテナンスできる、そんな方に向いていますよ。

実物を見て選べる、骨董市

アンティーク マーケット

実物を見た上で手頃な価格で買えるのが、骨董市の良さ。また業者の方が、買い付けの際のコンディションが良いものを選んで、取り扱っていることが多いです。
ただしほとんどの商品は修理がされていないので、ぱっと見た状態で判断せず、細かいコンディションまで確認してから買うことが大切。古いものに慣れていて、欲しいものをたくさんの品物の中から選び出せる方に適した場所です。
デメリットとしては商品の持ち帰りが大変なこと、不具合が生じた際のアフターサービスが無いことが挙げられます。

掘り出し物があるかも、リサイクルショップ

アンティークデスクを探す際に穴場と言えるのが、リサイクルショップです。お店がアンティーク家具に詳しくないので、稀にいい状態の物を安売りしていることがあります。
目的のアンティークデスクを見つけられる可能性は高くありませんが、気が向いたら足を運んでみるのもおすすめです。

気になる送料

和製 アンティーク

アンティークデスクを購入する場合、自宅まで送ってもらう場合が多いと思います。その際に無視できないのが送料ですが、デスクは大きな家具なので、実店舗で買うにせよ通販で買うにせよ、高額になるのではないかと、その金額は気になるところです。

実は送料はお店によってずいぶん違います。まず送料の違いは開梱・設置サービスが付いているかで変わります。デスクが届く当日は、見ているだけでいいというサービスですね。デスクが大型家具ということもあり、ほとんどの店舗ではあらかじめこのサービスがつけられています。
またそれに加えて知っておきたいのが、送料を販売価格に一部、あるいは全額含めているお店もあるということ。送料だけを見て、こちらのお店の方が安いと判断せず、送料と商品代金を合計した上で、価格を比較することが大切です。

デスク用のアンティークチェア・ライトを選ぶポイント

アンティークデスクを買うならば、デスク周りのチェアやライトもアンティークで揃えたい、そんな声が聞こえてきそうです。まずはデスク用のアンティークチェアやライトを選ぶ前に、使い勝手の面で知っておきたいポイントを押さえておきましょう。

デスク用のアンティークチェア、ポイントは「高さ」

机 チェア

デスク用のアンティークチェアを選ぶ際に気を付けたいのが、チェアとデスクの高さ関係です。デスクの天板から椅子の座面までの距離は、20~25cmが最適だと言われています。アンティークデスクの天板の高さは69~76cm程度と物によって差があるので、事前にデスクの高さを調べた上で、椅子を選ぶようにしましょう。

なお、お店によってはチェアの脚をカットしてくれる場合もあるので、気に入ったチェアの高さが高すぎた…なんて場合は相談してみるのもいいかもしれませんね。

デスク用のアンティークライト、ポイントは「明るさ」

デスク スタンドライト

アンティークのデスク用ライトを選ぶ際には、雰囲気はあっても十分な明るさが確保できない、なんてことが無いようにしたいもの。見ておきたいのは電球の明るさと、傘の種類です。

電球の明るさは、一般的なデスクライトの明るさである60wがひとつの目安になります。
また傘はその材質や形によって、光が単一方向に漏れるものと、全方向に漏れるものがあります。全方向に光が漏れるものは、明るさが分散して光量が低下してしまうため、デスク作業にはあまりおすすめできません。デスク用のライトは、単一方向に光が漏れるものを選ぶのがポイントですよ。

アンティークデスクの使用上の注意・お手入れ方法は?

せっかく買ったアンティークデスクですから、長くいい状態で使っていきたいものです。最後にちょっと心掛けておくと大きな差が出る、アンティークデスクの使用上の注意点とお手入れ方法をお伝えします。

アンティークデスク、使用上の注意

長い年月を経てきたアンティークデスクは、元来の丈夫さに加えリペアが施されていれば、神経質に扱う必要はありません。
ただ、きれいな状態と使いやすさとを保つために、知っておきたいことが2つあります。

冷たいもの・熱いものは直接置かない

輪 染み

冷たい、あるいは熱い飲み物などを直接天板に置いてしまうと輪染みの原因になります。
ワックスを塗るなどすれば目立たなくすることもできますが、あらかじめ厚さのあるコースターなどの上に置いて使用するのがおすすめです。

下敷きをひいて使うのがおすすめ

天板 傷

時代を経て使われてきたアンティークデスクは、以前の持ち主の書き跡が残っていることがあります。見た目にはさほど気にならなくても、実際にものを書いてみるとへこみがストレスになることも考えられます。お手紙など紙を直に天板に置いて書く方は特に、下敷きを敷く方が使い勝手がいいですよ。また下敷きを敷くことで新たな傷の防止にもなるので、できるだけきれいな状態を保ちたいという方にもおすすめです。

アンティークデスクのお手入れ方法

アンティークのデスクの日頃のお手入れは、拭き掃除だけと簡単です。けれど使い続ける内に、拭き掃除では取れない汚れや傷ができてしまうかもしれません。そんな特別な時のためのスペシャルケアも、併せてご紹介していきますよ。

日頃のお手入れは、拭くだけ…!

デスク 掃除

基本的なお手入れは普通のテーブルと同じで、乾拭きか濡れふきんでの拭き掃除です。
ただし濡れふきんで拭く場合は水分と力加減の2点に気をつけなくてはいけません。まず、ふきんはできるだけ硬く絞って水分がデスクに残らないようにすることが大切です。そして、拭く際にはできるだけ力を入れずになでるように優しく拭いてください。この2つを守らないとペイント家具はもちろんのこと、ペイントされていない家具も変色してしまうことがあります。

傷やシミが気になる時の、スペシャルケア

拭き掃除で取り除くことができないデスクの傷やシミが気になった場合の、スペシャルケアをお伝えします。

鉛筆汚れは消しゴムで

消しゴム 掃除

鉛筆や色鉛筆の汚れは、紙と同様に消しゴムで消すことができます。汚れ以外のデスクの色味が落ちてしまわないか確認しながら、軽い力で消しゴムを動かしてください。使い込むうちに付いてしまう黒っぽい汚れなども消しゴムで落ちることがありますので、試してみてくださいね。

油性マジック・ボールペンの汚れは、無理にとらないで

インク 染み

油性マジックやボールペンの汚れを取る方法として除光液やミカンの皮、サンドペーパーでの研磨などが紹介されていることがありますが、自分でこういった方法を使って汚れを落とすことはおすすめできません。汚れを取ろうとして余計、汚れの部分が目立ってしまうことがあるからです。
汚れが付くのが心配なら下敷きを敷くなどして、あらかじめ保護してあげるのがおすすめですよ。

家具 サンドペーパー

ただし引き出しの内部など、目立たない部分であれば、サンドペーパーで汚れを落とすという手もあります。目の細かいサンドペーパー(※)で、汚れた部分とその周辺を広く優しくなでるように擦ります。
汚れた部分のみを削ると、そこだけがへこんでしまうので気を付けてください。
汚れが目立たなくなったら、研磨で出た木の粉を拭き取って完成です。

※サンドペーパーには目の細かさによって番号が振られており、番号が大きくなるほど目が細かくなります。ここでのおすすめは#320~#360程度の目の粗さのものです。番号はサンドペーパーの裏に記載してあります。
傷や乾燥にはワックスを

家具 ワックス

家具に傷が付いてしまったり、表面がかさつく場合は家具用ワックスでお手入れしましょう。
家具用ワックスと布を数枚、あればハケを用意します。手が汚れるのが心配な方は軍手を用意してください。また隙間や粗い目がある場合は、詰まったワックスを取り除くのに綿棒や歯ブラシがあると作業がスムーズですよ。

手順はとっても簡単。ハケか布でなるべく薄くワックスを塗ったら、別の布で余分なワックスを拭き取ります。仕上げに新しいタオルで艶が出るまで磨けば完成です。
ちょっと傷や乾燥が気になってきたな、と思ったらぜひ挑戦してみてくださいね。

まとめ

アンティークデスクの世界、いかがでしたか。せっかく迎え入れるアンティークデスクです。なんとなく選ばずに、こだわりを持って自分にぴったりの1台を選びましょう。そんなとっておきの1台は末永く、大切なパートナーになってくれるはずですよ。

自分にぴったりのアンティークデスクを探すなら、品揃え豊富な「ラフジュ工房」

アンティーク 机

アンティークのデスクを探す際に、ひとつのサイトで比較検討出来れば、色々なお店を回る必要も無く便利ですよね。
また、せっかくアンティークのデスクを買うなら、たくさんの中からベストなひとつを選びたいものです。

快適なアンティークデスク選びは、アンティーク販売サイト「ラフジュ工房」にお任せください。

 

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