アンティーク家具で雰囲気も実用面も満足のキッチンにするコツ

アンティーク全般

アンティーク家具で雰囲気も実用面も満足のキッチンにするコツ

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アンティーク家具で作るキッチン

アンティークが好きなら、キッチンだってアンティークのインテリアでまとめたい!その思いは当然です。でも、いろいろなアンティークテイストのなかから、どの雰囲気にしようか迷っているという方や、そもそもコーディネートと言われるとハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか。さらに、キッチンという、毎日の家事を支えるメインのスペースであれば、実用面にだって妥協はできませんよね。
でも、雰囲気も実用面も、それぞれちょっとしたツボさえ押さえれば、意外と簡単に両方手に入れることができるのです。というわけで、この記事では、アンティーク好きでも満足できる、キッチンコーディネート例とそのポイント、さらには実用性もプラスする便利な家具選びのコツをお伝えします。

Contents

まずはキッチンの雰囲気を決めよう!

「あの雑誌で見た、アンティークなキッチン」や「あの映画で見た、使い込まれた素敵なキッチン」は、いったい何と呼ばれるコーディネートなのでしょうか。キッチンづくりは、まず雰囲気から。というわけで、雰囲気別に5つのスタイルをご紹介していきたいと思います。自分の求めているイメージに近いものを探して、これからのキッチンコーディネートの参考にしてみてくださいね。

ヨーロピアンカントリー

アンティークキッチン ヨーロピアンカントリー

ヨーロッパのアンティークといえば、重厚なクラシックスタイルが主流のように思われますが、キッチンに取り入れたいスタイルといえば「カントリー」なのではないでしょうか。これは、日常使いのキッチンには、使用人を働かせていたような貴族のパントリーではなくて、日々の生活が感じられるようなあたたかな雰囲気が出したいからだと思います。

カントリーにまとめるコツは、ナチュラルな木色使い

ヨーロピアンカントリー ナチュラル キッチン

そんなヨーロピアンカントリーのキッチンは、ナチュラルな明るい木色を中心にまとめるのがポイントです。木色だけではちょっと単調だと感じる場合には、アクセントに、白を基調とした淡い色のペイント家具を置いてみましょう。アンティークの使い込まれた木の味わいと合わさることで、田舎の自然な雰囲気を壊すことなく、空間に穏やかにメリハリをつけることができます。

ヨーロピアンクラシック

アンティークキッチン ヨーロピアンクラシック

アンティークでまとめるなら、やっぱり高級感も欲しいという方は、ヨーロピアンクラシックのキッチンをイメージされているかもしれません。豪華さを少しだけ取り入れて、日常使いのキッチンに、大人びた落ち着きを加えるのも素敵です。

ダークカラーで艶のある木製家具で揃えるとクラシックに

ヨーロピアンクラシック キッチン

カントリーと同じく木製家具で揃えていても、カントリーとの大きな違いは、木の色味。少し落ち着いたダークカラーの家具を選ぶだけで、簡単にクラシックな雰囲気を出すことができます。さらなる高級感をプラスしたいのであれば、家具の細部に装飾のあるものを選ぶのがおすすめです。

和モダン

和モダン キッチン 水屋箪笥

ダイニングやリビングのインテリアで人気なのが、伝統的な和のテイストと、現代的な雰囲気が融合した和モダン。ダイニングやリビングから目に入るキッチンにも、同じ雰囲気を取り入れたいと思われている方もいらっしゃるかもしれません。

メインの家具をぐっと和に、他の家具でモダンに寄せる

水屋箪笥と鉄脚テーブル

メインの家具をぐっと和に寄せて、そのほかの家具に現代風なもの合わせるのが初心者にも簡単な和モダンコーディネートのコツ。例えば、食器棚に伝統的な水屋箪笥を置いたなら、作業台やダイニングテーブルを現代風な鉄脚にしてみましょう。鉄脚の上に載っているのが古材を使った天板であれば、アンティークの雰囲気が壊れることはありません。ハードルが高そうな和モダンコーディネートも、ポイントさえ押さえれば意外と簡単に実現可能なんです。

和レトロ

和レトロ アンティークキッチン

日本人ならきっと誰でも落ち着く、懐かしさとあたたかみのある和レトロ。きちんとした日々の暮らしを感じられるキッチンにしたいのなら、和レトロこそが理想のコーディネートかもしれません。

 

和レトロにはぎこちなさの残る和製アンティーク家具がおすすめ

和レトロ キッチン

レトロにまとめるポイントの一つは、装飾の少ないシンプルな木製家具でまとめること。とはいえ、北欧家具のようなスタイリッシュなものではなく、和製アンティークによく見られる、脚や全体のフォルムが四角くて、ちょっとぎこちなさの残るものを選ぶのがポイントです。全体として、木色の濃淡だけでまとめると落ち着きのある雰囲気に。アクセントカラーを取り入れれば、軽やかさや可愛らしさなど、雰囲気の幅を広げることもできます。

ミッドセンチュリー

ミッドセンチュリー キッチン

現代的でスタイリッシュ、今見てもどこか斬新な家具がならぶミッドセンチュリースタイル。アンティークほど重厚ではなくて、もっと軽やかでかっこいいキッチンにしたい方の憧れは、もしかしたらこんなスタイルではないでしょうか。

ミッドセンチュリーなら、やはり北欧デザインが王道

ミッドセンチュリー キッチンダイニング

ミッドセンチュリーデザインの家具はたくさんありますが、大型の家具であれば北欧デザインを選ぶのが断然おすすめです。スタイリッシュさの中に、木のぬくもりを感じさせる家具づくりの技術は、やはり右に出るものがありません。キッチンボードやテーブルなど、メインの家具に北欧デザインを取り入れてみると、キッチンだってしっかりミッドセンチュリーな雰囲気が出せるのです。

シャビーシック

シャビーシック アンティークキッチン

シャビー=ボロな、シック=優雅な、という言葉どおり、ダメージ感がありながら、どことなく上品さをまとったシャビーシックなスタイル。女性を中心に人気のあるシャビーシックは、突き詰めすぎると生活感がなくなってしまうことも。でも、他にはマネのできないジャンクさとかわいらしさの融合は、好きな人は断固としたこだわりがあるものです。

キッチンに欠かせない生活感を出すには、ナチュラルさを加えて

シャビーシック アンティークカップボード

生活感も含めて、居心地の良いシャビーシックなキッチンを作るなら、ナチュラルさを加えることがポイントです。その方法は、ナチュラルな木色のカントリーウッドをうまく取り入れることと、優しい色合いで統一すること。そこさえ押さえれば、かわいらしくて優しい、シャビーシックなキッチンができあがります。

アンティークだからって、妥協しない。便利なキッチンに使える家具

イメージするスタイルを洗い出したところで、心配になってくるのが、実用面の問題。実際にアンティーク家具を使ってキッチンをコーディネートしたところで、使い勝手が悪くなっては元も子もありません。アンティーク家具でも実際の使用感に問題や違和感はないのでしょうか。続いては実用面にフォーカスして、使い勝手を徹底的に解明していきましょう。

アンティークなキッチンの主役、食器棚

アンティーク食器棚

キッチンの中に置く人、外に置く人、それぞれだとは思いますが、キッチンのなかで、メインの家具といえば、やはり食器棚ですよね。アンティークの食器棚って、今の時代のものではないけれど、サイズや収納力、取り出しやすさなど、現代の生活の中でも問題なく使えるのでしょうか。

大きめサイズと収納力なら、西洋アンティーク

西洋アンティーク 食器棚

家の作りの大きさの比からも想像がつくとは思いますが、西洋と日本のアンティーク食器棚を比べると、一般的に西洋のもののほうが大きくて、日本のもののほうが小ぶりです。キッチンのスペースに応じて、どちらを選ぶかがポイントになるでしょう。もちろん、大きいほうが収納力は上ですが、食器の数を増やさず、コンパクトな食器棚に収めると、キッチン全体がすっきりまとまって見えるというメリットもあります。

和製アンティーク 食器棚 水屋箪笥

ちなみに、水屋箪笥など、和製アンティークでも例外的にサイズの大きめのものもありますので、和の雰囲気で収納力も高いものを求めている場合には選択肢の一つに加えてみてくださいね。

※水屋箪笥(みずやだんす)… 台所で使われていた箪笥のこと。特に、関西地方は、良質な水屋箪笥の産地として有名です。

 

省スペースな機能性で見れば、和製アンティーク

和製アンティーク 食器棚

大きさと収納力では西洋に負けがちな日本のアンティークですが、昭和の頃に作られた食器棚には、機能性も十分に考慮されたデザインのものもたくさんあります。西洋のカップボードは、棚の奥行が十分にあって、棚の上を作業スペースにすることができるものが多いのですが、日本の食器棚の場合には、全体的にコンパクトであるぶん、引き出し式の作業台がついているものをよく見かけます。

和製アンティーク 引出し作業台付き食器棚

省スペースに機能性を求めるなら、日本のアンティークも選択肢としておすすめです。

収納力+作業スペース、両方とも叶えるアンティーク家具

キッチンにおすすめのアンティーク家具

食器棚を2台並べるのは圧迫感やスペースの問題で躊躇するけれど、もう少しの収納と、できれば作業台もプラスしたいというちょっと欲張りな希望をお持ちの方も多いのではないでしょうか。食器棚のほかにも、キッチンの収納を増やすのに便利なアンティーク家具はたくさんあります。でも、なかなか探しづらいという現実も。それは、家具の呼び名が統一されていないことが原因。ここで、食器棚よりは小さくて、作業台としても使えそうな家具のなかから、代表的なものを4つほどご紹介します。求める家具探しの助けにしてみてください。

やっぱり収納力を重視、サイドボード・サイドキャビネット

キッチンで使えるサイドボート、サイドキャビネット

サイドボードは、主に壁際に置くことを想定して作られた収納家具のこと。背が低く、横に長い形をしています。サイドボードではちょっと横幅が広すぎる…という場合には、よりコンパクトで、より収納重視のサイドキャビネットを探すとよいでしょう。
どちらも、背が低いぶん、空間に与える圧迫感が少なく、食器棚の横に置いてもすっきりとして見えます。また、使いやすい高さのものを選べば、天板の上は作業台としてもしっかり活躍してくれます。

きちんと分類収納、ドロワー

キッチンで使えるアンティークドロワー

キッチンには、こまごまとした道具や小物がたくさんあるものです。小物収納として活躍してくれるのは、ドロワー。たくさん並んだ引き出しを使って分類収納ができるという優れものです。高さも幅も、比較的小ぶりなものが多いアンティークのドロワーですが、リメイクされて脚がつけられたものや、天板が補強されて作業台としても使える便利なものを見つけることができます。

アンティーク小引き出し

ちなみに、ドロワーのなかでも、小引き出しのような小さなもの場合には、作業台の上でのちょっとした小物収納にも便利です。

収納力よりコンパクトさを重視して、サイドテーブル

キッチンで使えるアンティークサイドテーブル

キッチンスペースには限りがあって、大きな家具はこれ以上置けないのだけれど、ちょっとした作業スペースだけは確保したいという場合、サイドテーブルを置いてみることをおすすめします。十分な棚はありませんが、脚元の空いたスペースにアンティークの雰囲気を壊さない木箱やバスケット、ザルなどの収納雑貨を置けば、収納力をカバーすることだって十分にできます。天板が木製のもの、ガラスのものなど、素材によっても雰囲気を変えられますので、見た目にもこだわって探してみてくださいね。

意外と探すのを忘れがちなキーワード、収納棚

キッチンで使えるアンティーク収納棚

具体的な家具の名前で探してみても、いまいち欲しいものが見つからないという場合には、もう少し幅広く「収納棚」というキーワードを加えてみましょう。サイズも色も形もさまざまなものが出てきてしまうのですが、その中に自分の欲しい一台が見つかる可能性があります。
実は、アンティークの収納棚は、天板の強度が十分でなく、作業台として使うのは不安なものもあるのですが、お店によっては、リペアによってそこをカバーして販売していたりもします。不安がある場合には、購入前に、使いたい用途を伝えて、お店に相談してみることをおすすめします。

アンティーク家具でアイランドカウンターを手に入れる

アンティーク家具でアイランドキッチン

アイランドカウンターとは、壁際のキッチンカウンターではなく、キッチンとダイニングの間にある、島のように独立したカウンターのこと。対面式なので、コミュニケーションを取りやすいということもあって、人気のキッチンスタイルですよね。
オーダーメイドで自分の理想にしつらえたキッチンなら別ですが、あとから家具をそろえていく場合、自分の理想の間取り・配置は、なかなか手に入らないものです。でも、憧れのカウンターキッチンを置きたいという希望を、アンティーク家具で叶える方法はないのでしょうか?いえ、あきらめる必要はありません。アンティーク家具でもカウンターを手に入れる実例をご紹介します。

キッチン間仕切りの基本家具。カウンターテーブル(作業台)

アンティークカウンターテーブル

キッチンとダイニングの間仕切り家具のスタンダードといえば、カウンターテーブルでしょう。天板上は作業台、一面は収納になったカウンターテーブルを、キッチンとダイニングの間仕切りとして使えば、立派なアイランドカウンターを手に入れることができます。
ちなみに、作業台として使いやすい高さは、”身長÷2+α“と言われています。αはおおよそ5cmが目安になりますが、作業内容によって、使いやすい高さを探ると良いでしょう。

両サイドから使える。両面マス目棚

キッチンで使えるマス目棚

アンティークのマス目棚の中には、作業台として使えるものがあって、アイランドカウンターにも十分応用できます。そのなかで、特におすすめなのが、両サイドから使えるようになっているマス目棚。例えば、背板が無いタイプであれば、両サイドから同じものを取り出せるので、空間も使い勝手も共有できるというメリットがあります。他にも、背板があって、2面を別々の収納として使えるタイプであれば、キッチンにはキッチンに必要なものを、ダイニングにはダイニングに必要なものを、空間を区切ることなく、用途を区切ることができる優れものです。

収納とデコレーション効果の両立。ガラスケース

キッチンで使えるアンティークガラスケース

「見せる」収納家具の代表格、ガラスケース。ガラスの透明感で、視界を遮ることなく、でも二つの空間をしっかりと分けてくれます。ケースの中に、見せたくなるような食器などを飾れば、つい生活感のあふれがちなキッチンにも、おしゃれなインテリア効果を加えることもできます。天板のしっかりしたものを選べば、作業台としての機能も十分に果たせますので、実用面でもプラスの効果が得られるはずです。

背面の見た目も要チェック

アンティーク マガジンラック付きカウンター

もともと壁付けを想定して作られたアンティーク家具の背面は、あまり見栄えがしないものもあります。反対に、背面まで丁寧にリペアされたものや、なかには背面にリメイクを施してマガジンラックなどとして利用できるようにされたものもあります。人が集まるダイニングに向けられた背面は、意外と目立つので、見た目や仕上げの状態もしっかり確認することも大切です。

使い方はアイディア次第。あると便利なキッチンワゴン

いつも必要なわけではないけれど、時には壁際に、時にはテーブルの横に、ちょっとした作業スペースが欲しいということもありますよね。そんな時に活躍してくれるのは、キッチンワゴンです。

アンティークキッチンワゴンで雰囲気もこだわる

アンティークキッチンワゴンの種類

移動させて使えるというのが、キッチンワゴンの嬉しいところですよね。便利さも欲しいけれど、やはりアンティークの雰囲気を壊したくないのであれば、キッチンワゴンも妥協せずに選びましょう。キャスターの形、天板の装飾など、アンティークならではのデザインが、キッチンに色を添えてくれます。

キャスターの状態は要確認

アンティーク家具のキャスター

アンティークワゴンに付いたキャスターは、見た目には素敵でも、スムーズに動かないものもあります。また、真鍮や磁器など硬い素材で作られていて、無理に使用すると床を傷つけてしまう恐れがあるものも。使用する床には敷物を敷いたり、場合によってはキャスターを交換する必要があるかもしれません。もしも心配な場合には、せっかくのアンティークの雰囲気を壊さずに、きちんと使えるようにすることができるのか、あらかじめお店に相談することをおすすめします。

さらに雰囲気を出すための、デコレーションにおすすめアンティークキッチン雑貨

キッチンにアンティークの雰囲気を添えてくれるのは、大きな家具ばかりではありません。大きな家具を揃えた後は、デコレーション効果もあるアンティーク雑貨を使って、さらに雰囲気を出していきましょう。

アンティークホーロー雑貨

アンティーク ホーロー雑貨

キッチンでアンティークの雰囲気を高める雑貨としてイチオシなのが、ホーロー雑貨。色やデザインが多彩なホーロー雑貨は、ヨーロピアンでも、和風でも、どんなインテリアにも溶け込んでくれるデザインを見つけることができます。実際に道具として使うのはもちろん良いですが、見た目のかわいらしさを生かして、物入れや壁飾りとして楽しむこともできます。キッチン収納の中に片づけきらずにはみ出してしまっても、それがまたキッチンのデコレーションになってくれるという嬉しいアイテムでもあります。

アンティーク食器

絵になるアンティーク食器

せっかく家具をアンティークで揃えても、食器が馴染まないと雰囲気が台無しになってしまうことってあるんですよね。アンティークやヴィンテージの食器であれば、昔に作られてから、現在まで残ってきただけあって、見た目は十分に魅力的。見せるアイテムとしては、存在感も十分です。油汚れが気になって、壁飾りなどのデコレーションができないキッチンでは、実用と見た目を兼ねた食器が、キッチン全体の装飾になると嬉しいんですよね。

実用よりもデコレーションに。アンティークキッチンツール

絵になるアンティークキッチンツール

その他にも、デコレーションとして生かせるアンティーク雑貨はたくさんあります。例えばキッチンツールもその一つ。アンティーク雑貨店やマーケットでよく見かける、ガラス瓶やフライパン、さらにはカトラリーでさえ、ダメージがひどくて実用には不向きだったとしても、キッチンに飾ると雰囲気たっぷりのデコレーションアイテムになります。ちょっとしたアンティークのアイテムでも、キッチンに並べるだけで、雰囲気づくりに役立つものなのです。

キッチンで使うアンティーク家具だから気を付けたいこと

キッチンにアンティーク家具をそろえたとき、やはり気になるのは、使っていくうえで注意すること。水や油の近くに置かれるということを考えて、現代の家具よりデリケートと思われるアンティーク家具だからこそ気を付けるべきところをお伝えします。

木製家具を設置するときに避けること:直射日光・乾燥・熱・水

北欧デザイン ヴィンテージカップボード

木製のアンティーク家具が苦手とするものは、①直射日光、②極度の乾燥、③水分、④熱の4つです。直射日光や乾燥は、色あせや、木の反り・割れ・裂け目の原因になるので、日当たりの良い窓辺は避けて設置してください。
また、アンティーク家具によっては、水や熱に弱い塗料で仕上げられていることもあります。水が直接かかる恐れのある水道や、熱の影響のあるコンロからはできるだけ離して設置するようにしましょう。
加えて、カビの予防のために、湿気のたまりやすい場所もできれば避けたほうが無難です。とはいえ、キッチンに水気は付きもの。設置の際に壁から数センチ開けて空気の流れる隙間を作るなどの工夫でもだいぶ変わります。

熱いものや濡れたものは、直接置かない

アンティーク家具 使用上の注意

現代の家具の多くはウレタン塗装で仕上げられていることがほとんどで、耐水性や耐熱性を高めています。でも、それとは反対に、アンティーク家具の塗装には、自然塗料のワックスやオイルが使われていることが多く、だから、水や熱には弱いのです。アンティーク家具に熱いものや濡れた物を置くときには、トレーや鍋敷き、コースターなどを敷くようにしましょう。
アンティーク家具のなかにも、販売前の修理の段階で、使う環境を想定して、ウレタン塗装をしているお店もあります。キッチンに使う家具であれば、そのような家具のなかから選んでみるのも使い勝手が良いと思います。

日々のお手入れ方法は、乾拭きと水拭き

アンティーク家具のお手入れ

日々のお手入れは、やわらかい布で乾拭きするのが基本です。万一、食べ物や飲み物、油はねなどの汚れが付いてしまった場合には、まず、乾いた布で水分・油分を吸い取ります。その後、かたく絞った布で水拭きします。
万一、ひどい汚れがついてしまった場合には、中性洗剤をぬるま湯で薄め、やわらかい布に染み込ませたあと、かたく絞ってから優しく拭き取ります。このとき、ゴシゴシこすってはいけません。特に、オイルやワックス仕上げの場合、強くこすると色落ちする可能性があるので注意してください。最後に、乾拭きでしっかり水分をふき取れば完了です。

 まとめ

憧れのアンティークな雰囲気漂うキッチンを実現するのは、それほど難しくありません。まずはイメージを固めてから、使いやすそうなアンティーク家具を集めて、理想のキッチンを作ってみてくださいね。

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