フランスヴィンテージ家具でつくるブロカント。人気家具や選び方は?

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フランスヴィンテージ家具でつくるブロカント。人気家具や選び方は?

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フランス ヴィンテージ家具

エレガントな雰囲気が魅力的なフランスヴィンテージ家具。特にブロカントインテリアなどでよく見かける、ペイントが施されたシャビーシックなフランスヴィンテージ家具は、まるでおとぎ話に出てくるような美しい佇まいについ心を奪われてしまいます。
今回は、そんなフランスヴィンテージ家具の魅力に迫る特別企画。人気アイテムのご紹介からフランスヴィンテージ家具の上手な選び方、コーディネートのちょっとしたワンポイントアドバイスまで、様々な情報をお届けしていきますよ。
ぜひあなたにぴったりのフランスヴィンテージ家具を見つけて、お家で過ごす時間をドラマチックに彩ってみてはいかがでしょうか?
今回は、フランスヴィンテージ家具の中でも根強い人気を誇る、シャビーシックなペイント家具を中心にお話ししていきますよ。

Contents

哀愁とエレガンス、それから愛らしさをひと匙。フランスヴィンテージ家具の魅力とは

シャビーシック

真っ白な装いに、時の流れを感じさせる朽ちた質感。フランスヴィンテージ家具は、ヨーロッパ生まれらしい美しく優美なデザインと、どこかほの暗い色香が薫る退廃的な雰囲気が素敵ですよね。
上品さの中に息づく哀愁と静寂。その独特の世界観が注目され、世界中のセレブリティやスタイリストの間で人気が高まっているインテリアです。

フランスヴィンテージ家具の最大の魅力はやはり、美しい曲線と装飾が生み出すたおやかな佇まいでしょう。
フランスヴィンテージ家具の多くはロココ様式やノルマンディー様式などといった華やかなスタイルがデザインに汲まれており、繊細で華美な彫刻装飾が特徴的です。ロココ様式でお馴染みの貝殻やアカンサスの彫刻はもちろん、土地柄や家柄でモチーフが変わるノルマンディー様式の彫刻が施されたフランスヴィンテージ家具では、ダリアや天使、ライオンなど、バリエーション豊かな装飾を楽しむことができますよ。
ヨーロピアンインテリアが好きな方にはたまらない、ガブリオールレッグ(猫脚)などの意匠が多く取り入れられているのも素敵ですね。

シャビーシック 家具

そして、シャビーなフランスヴィンテージ家具の魅力を語る上でもうひとつ忘れてはいけないのが、古びた質感を際立たせるペイントカラー。
シャビーな雰囲気のフランスヴィンテージ家具にとって、ペイントは絶対に欠かせない重要なアイデンティティでもあります。多くのものはアンティークホワイトやアイボリーなどの白を多分に含んだカラーで仕上げられており、そこに掠れや剥がれといったダメージ感が加わることで、フランスヴィンテージ家具独特のシャビーシックな空気感が生まれるのです。フランスヴィンテージ家具の優雅でゴージャスな雰囲気をペイントカラーがうまく緩和し、フェミニンながら甘さ控えめな印象を作ってくれるのも嬉しいですね。
メランコリックな空気感と柔和な佇まいを絶妙に調和させたペイントのフランスヴィンテージ家具は、他にはない独特の世界観を築き上げてくれること間違いなしです。フランスヴィンテージ家具を使って、あなただけの特別なインテリアを作ってみてはいかがでしょうか?

必ずチェックしたい5項目!フランスヴィンテージ家具の上手な選び方

古いもの特有の情緒と哀愁が魅力的なフランスヴィンテージ家具。
ダメージ感はフランスヴィンテージ家具の魅力を引き立てるひとつの要素でもありますが、使い勝手に影響してくるような酷いダメージには注意が必要です。日常の中で実用的に使っていくものですから、念には念を入れて確認しましょう。
この章では、フランスヴィンテージ家具を購入する際にどこに注目すればいいのか、外せない5つのポイントをご紹介していきます。
シャビーな雰囲気のフランスヴィンテージ家具をお探しの方は、ぜひ一度目を通してみてくださいね。きっと後悔しない家具選びの助けになるはずですよ。

オリジナルペイントとリペイント、フランスヴィンテージ家具を選ぶならどっち?

ペイント 家具

当時のペイントが残ったオリジナルペイントは味わい深さも増しますが、年月を重ねた分だけダメージが蓄積されているのもまた事実です。日常生活で使うのには向いていないほど劣化しているものも少なくないので、オリジナルペイントのフランスヴィンテージ家具の購入に迷ったときは、一度立ち止まってじっくり考えてみることをおすすめします。
古ければ古いほどいい!という方や、そういったダメージをメンテナンスしながら使っていける方にはいいかもしれませんが、「シャビーシックな雰囲気が好きなのでフランスヴィンテージ家具を探している」という方にとって、オリジナルペイントのフランスヴィンテージ家具は少々手に余るのではないか、というのが正直な感想です。

アンティーク ペイント家具

日々の生活の中で実用的に使っていくのであれば、やはりリペイントされたフランスヴィンテージ家具がおすすめ。そういった家具はプロの手でしっかりメンテナンスされているものが多いので不具合も少なく、きれいで使い勝手のいいものが見つかりやすいのです。
また、家具のリペイントを行っているアンティーク・ヴィンテージショップの中には、シャビーな風合いを活かしたリペイントを施してくれるところや、エイジング加工などでダメージ感をプラスしてくれるショップも存在します。オリジナルペイントにこだわりすぎず、様々なフランスヴィンテージ家具を見比べて長く付き合っていけそうなものを選ぶのが、古い家具とうまく暮らしていく上では重要ですよ。

ちなみに、オリジナルペイントかリペイントかという情報は特に明記されていないことが多いので、気になった場合はお店の人に聞いてみるのが確実です。自分の好みやライフスタイルと相談しながら、どちらがいいのか吟味してみてくださいね。

フランスヴィンテージ家具のペイントの状態は必ずチェック

ペイント家具 アンティーク

フランスヴィンテージ家具を選ぶときは、必ずペイントの状態を確認しましょう。
先ほどお話しした通り、家具が古ければ古いほどペイントのダメージは進んでいるものです。フランスヴィンテージ家具の中にはペイントが著しく剥げていたり、塗装と木材の間に空気が入り込んでペイントが浮いてきてしまうものなどがまま存在します。中には、軽く触れただけで表面のペイントがペリペリと剥がれてきてしまうようなものも。
また、オリジナルペイントの場合はペイントの上に汚れが付着しているため、どうしても清潔感に欠けるのは覚えておきたいところです。きれいに掃除をしたくても水洗いなどをするとペイントが剥がれてしまうので、ご自宅でどうにかしようと考えるのはあまり現実的ではありませんね。
実店舗に行くなら自分の目で直接状態を確認できますが、オンラインショップでフランスヴィンテージ家具を購入する場合、ショップサイトに載っている商品画像だけが判断材料になります。念入りに商品画像を確認し、画像が少なかったり不安なことがあれば直接ショップに問い合わせてみるのが確実ですよ。

ペイントのフランスヴィンテージ家具はダメージが見えづらい?ダメージ確認は念入りに

フレンチシャビー 家具

ここまでペイントの話をしてきましたが、ペイントに隠れた木材のダメージも忘れてはいけません。ペイントの状態と併せて、家具自体のダメージもしっかり確認するようにしましょう。
ペイントのフランスヴィンテージ家具の多くは、パイン材が使用されています。安価で加工しやすいパイン材は昔からヨーロッパの家具の素材として重宝されてきましたが、やわらかくキズがつきやすい、さらに虫食いされやすいという特徴から、表面からは見えない家具内部に使われたり、ダメージが見えないようペイントを施して使われることが多かったのだそうです。フランスヴィンテージ家具を探すとペイントのものと多く出会えるのは、こういった理由があるんですね。
表面にペイントが塗られているフランスヴィンテージ家具は、ぱっと見ではそのダメージが判断しにくくなっています。しかしながら、ペイントで隠れていても、中には木材が虫食いだらけだったり一部が腐っていたりと、悲惨な状態になっているものも少なくありません。
フランスヴィンテージ家具を購入する際は、必ず棚の内部や引き出しの中などを隅々まで点検し、致命的なダメージがないかどうかを確認するのがマストですよ。

フランスヴィンテージ家具の価格の決め手は?

安いものは1,000円から、高価なものなら100万円を超えるものまで、フランスヴィンテージ家具の価格はピンからキリまであります。一体なにが価格の決め手になっているのでしょうか?

シャビーシック 家具 安い

ショップによってかなり相場に開きがあるので一概には言えませんが、「家具のサイズ」「装飾の作り込み」「状態の良さ」は価格を決めるにあたって重要なポイントです。
やはり大きなサイズの家具ほどお値段は張りますし、古くても状態のいいものはぐっと高価になっています。また、1章でご紹介したようなロココ様式やノルマンディー様式などの彫刻装飾が細かく、ふんだんに盛り込まれているものほど、価格は上がっていきます。
加えて、ポイントでペイントカラーを変えているような手の込んでいるものは、やはり高値が付けられることが多いですね。オリジナルペイントで状態の良いもの、他では得難いような味わい深い風合いのものなども、値段設定が高めになっています。

シャビーシック 家具 通販

ネットオークションなどでフランスヴィンテージ家具を探すと、破格の値段で売りに出されるものを見つけることができますが、安いからといってすぐに飛びついてしまうのはいささかリスキーです。ショップによって価格帯の高い・安いという違いはあるものの、きちんとリペアや補強を施して販売されているフランスヴィンテージ家具は、それなりのお値段が付けられていると思っておいたほうがいいでしょう。
極端に価格が安いものはリペアや掃除がされないまま販売されているパターンも多く、いざ届いてみたら使いものにならなかった、という事態も十分あり得ます。ネットオークションで出品されているものは商品画像が少なく状態確認が難しいものも多々あるので、あまりに安すぎるお値段がついているものは警戒してみたほうがいいかもしれませんね。

フランスヴィンテージ家具を買うならこういうお店!安心して購入できるショップ選びを

決して安くはない買い物だからこそ、信頼できるショップでフランスヴィンテージを購入したいと思うのは当然です。しっかり良いお店を見極めて、ストレスなくお買い物を楽しみましょう。

シャビーシック インテリア ショップ

実店舗に出向いてフランスヴィンテージ家具を購入するのであれば、困ったことや疑問点を店員さんに相談してみるのが一番です。親身になって相談に乗ってくれたり、プロならではの観点からアドバイスをしてくれるお店なら、今後困ったことがあっても相談を持ち掛けやすいですよね。
お店の人と直接顔を合わせないオンラインショップでネット通販する場合、商品の説明文や画像が充実しているか、しっかりとヴィンテージ家具のダメージの状態が明記してあるかどうかをチェックしましょう。特にぱっと見ではダメージに気づきにくいペイントのフランスヴィンテージ家具の場合、商品画像は重要な判断材料になりますので、なるべく多く、細かなところまで画像に映して掲載してくれているショップで購入するのが安心です。また、電話対応がきちんとしているかという点も同じく重要なポイントなので、何か気になることがあったら一度電話をしてみるのもいいかもしれません。

シャビーシック インテリア 通販

フランスヴィンテージ家具を購入するショップ選びの際にぜひ確認してもらいたいのが、そのショップが自社工房を持っているかということ。
自社工房があるショップの場合、メンテナンスがしっかり行われていることはもちろんのこと、購入後に何か不具合があったとしても修理の依頼などを受け付けてくれるところが多いのが嬉しいですね。購入後の安心感も考えるのであれば、やはり自社工房でしっかりメンテナンスを行ってくれるショップがおすすめですよ。
ちなみに、当サイトを運営するラフジュ工房では、お客様の不安やお悩みにお応えするため、様々なリペア・リメイクメニューを取り揃えております。他店で購入したヴィンテージ家具の修理も受け付けておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

フランスヴィンテージ家具で素敵なお部屋づくり。インテリアコーディネートのワンポイントアドバイス

憧れだったフランスヴィンテージ家具がお家にやってきたら、どんなお部屋を作ろうか…いよいよ購入計画が本格的になってくると、想像が膨らみますね。
さて、この章ではフランスヴィンテージ家具をインテリアに取り入れる際に役立つ、コーディネートのちょっとした“コツ”をご紹介していきます。ほんのちょっと意識するだけでもコーディネートの完成度が変わりますので、お気に入りのフランスヴィンテージ家具をお部屋に迎え入れる際はぜひ思い出してみてくださいね。

フランスヴィンテージ家具を使ったお部屋では、白の使いすぎに注意!シャビーシックインテリアの意外な落とし穴とは?

シャビーシック インテリア

シャビーシックやフレンチシャビーなどといった、古い物特有の味わいと雰囲気を楽しむインテリアに、ペイントのフランスヴィンテージ家具はぴったりです。この記事を読んでいる方の中にも、シャビーシックなインテリアを作りたくてフランスヴィンテージ家具を探しているという方も少なくないのではないでしょうか?
シャビーシックインテリアを作るにあたって、お部屋のカラーをホワイトで統一するのは基本中の基本ではありますが、ここで一度立ち止まってみましょう。

シャビーシック 色

白は“清潔感”や“明るさ”を連想させる色味ではありますが、同時に、全ての色の中で一番光を反射しやすい色でもあります。あまりに白の量が多すぎると光の反射が多くなり、温度のない無機質な印象が強くなってしまうので注意しましょう。加えて、シャビーシック特有の古く朽ちた雰囲気が合わさると余計ネガティブな印象が増長し、生活感のなさが際立ってしまいがちです。
こういった“非日常感”はシャビーシックインテリアにとって必ずしも悪いものではないのですが、何事にも限度はつきもの。あまりに生活感のない雰囲気は、日々の疲れを癒し、リラックスタイムを過ごす自宅のインテリアとしては少々不向きですね。
ペイントのフランスヴィンテージ家具でシャビーシックインテリアを作る際は、ホワイトカラーばかりにならないよう、バランスを見ながらコーディネートするよう心掛けましょう。

フランスヴィンテージ家具が主役のインテリアには、ナチュラルな雰囲気を加えて居心地の良さをアップ

フレンチシャビー インテリア

さて、先ほどシャビーシックインテリアを作るときは白の多用に注意、というお話はしましたが、この時ぜひ試してもらいたいのが“ナチュラル感をプラスする”こと。
どうしても白が多くなりがちなシャビーシックインテリアには、ナチュラルな雰囲気を演出してくれる木味の家具を合わせて使ってみましょう。こういった木の味わいを全面に活かした素朴な家具を差し色としてインテリアにプラスすると、ぐっと親しみやすい空気感を演出する事ができます。

フレンチカントリー インテリア

木のぬくもりがラフな雰囲気を作ってくれることで、シャビーシックインテリアの浮世離れした生活感のなさが緩和され、古びた味わいを慈しむ居心地のいい空間ができあがりますよ。
ペイントのフランスヴィンテージ家具でシャビーシックなインテリアを作ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

5章ではフランスヴィンテージ家具と合わせて使いたいアイテムをご紹介していますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

フランスヴィンテージ家具で憧れのシャビーシックを演出。人気アイテム6選をチェック

購入の際の着眼点やコーディネートのコツをひととおり押さえたところで、次はフランスヴィンテージ家具の中でも人気の高い家具を見ていきましょう。
もうどの家具を購入するか決まっている方も、ぜひ次にインテリアに取り入れたいアイテムを探してみてくださいね。

おとぎ話の世界へようこそ。ラグジュアリーな気分にひたる、フランスヴィンテージキャビネット

ヴィンテージ キャビネット

フランスヴィンテージ家具といえば、やはりヴィンテージキャビネットは外せません。シャビーシックやブロカントスタイルのインテリアを扱うアンティーク・ヴィンテージショップでは、フランスヴィンテージのキャビネットは看板娘のごとく、商品ラインナップの主軸に据えられています。
フランスヴィンテージキャビネットの魅力として、やはり一番に思い浮かぶのは装飾の美しさ。幕板やクレスティング(頭頂飾り)など、いたるところに華やかで優美な彫刻装飾が施された、フランスヴィンテージ家具らしいエレガントな佇まいのものと数多く出会うことができますよ。
キャビネットとは収納家具全般を指す定義が曖昧な言葉で、様々なサイズ・形状の家具に「キャビネット」という名称が使われています。しかし、ことペイントのフランスヴィンテージ家具に限っては、「背の高いガラス扉の収納棚」をキャビネットと位置付けるショップが多く見られますね。

フレンチ キャビネット

扉にはガラスの他にグリアージュと呼ばれる金網が張られていることも多く、いずれにせよディスプレイを楽しむ「見せる収納」が得意な家具になります。お気に入りのコレクションや雑貨などを飾れば、美しい意匠がいっそうディスプレイを魅力的に見せてくれますよ。
ちなみに、グリアージュが使われたキャビネットは「グリアージュキャビネット」と呼ばれるもので、昔からフランスの人々に愛されてきた伝統的な家具でもあります。木製扉でもガラス扉でもないその独特の風合いが魅力で、現代のヴィンテージ家具愛好家の間でも人気の高いアイテムなんですよ。
まるでおとぎ話の中に出てきそうな美しい家具で、何気ない日常に華を添えてみてはいかがでしょうか。

デザインも使い勝手もハナマル!収納力が嬉しいフランスヴィンテージサイドボード・チェスト

フレンチ チェスト

フランスヴィンテージキャビネットと同じく、定番アイテムであるヴィンテージサイドボードやヴィンテージチェスト。木製扉に施された繊細な彫刻や、流れるような曲線にうっとりしてしまうガブリオールレッグ(猫脚)など、華やかな装飾が生み出す優雅な佇まいが特徴的です。

ヴィンテージ チェスト

ヴィンテージキャビネットが「見せる収納」が得意だったのに対し、ヴィンテージサイドボード・チェストは「隠す収納」が得意な家具。日用品や衣類などの収納で大いに活躍してくれる、使い勝手の良さが魅力ですね。収納物をしっかり隠して生活感を目隠ししてくれるので、人の出入りが多く、かつ物が増えがちなリビングなどのインテリアづくりでは心強い味方になってくれるはずです。また、天板に充分な広さがあるものなら、テレビ台としての兼用も可能ですよ。
フランスヴィンテージ家具ならではの雰囲気を楽しみつつも日常の中で実用的に使っていける、デザインも使い勝手も兼ね備えたオールラウンダーです。

雰囲気づくりはお任せあれ。存在感抜群のフランスヴィンテージカップボード

フレンチ 食器棚

フランスヴィンテージ家具の人気アイテムといえば、ヴィンテージカップボードも忘れてはいけません。サイズが大きく、存在感抜群なフランスヴィンテージのカップボードを取り入れれば、使い慣れたはずのキッチンやダイニングもフランスの小洒落たアパルトマンに早変わり。ぐっとシャビーシックな雰囲気が高まりますよ。
フランスヴィンテージカップボードの多くは中腹に飾り棚が付いているタイプで、上部の戸棚の奥行が下部の戸棚より押さえられているため、作業台として活用することができる優れもの。食器を取り出したりお茶を淹れたり、ちょっとした作業ができるのが便利ですね。

ヴィンテージ 食器棚

また、扉が付いていないオープンラックタイプのカップボードも少なからず見つかりますが、こちらは食器をディスプレイするような使い方が主流です。飾り棚が付いているタイプと比べると、扉がないぶんすっきりとしたデザインが多く、シャビーシックやブロカントスタイル以外のインテリアにも取り入れやすい雰囲気です。
色々なタイプのフランスヴィンテージカップボードを見比べて、好みのデザインを探してみてくださいね。

ちなみに、私たちが普段「カップボード」や「食器棚」と呼んでいるこの収納家具、実はヨーロッパでは「ドレッサー」と呼ばれることが多いのをご存知でしょうか?
ショップによって「カップボードor食器棚」と表記するか「ドレッサー」「キッチンドレッサー」などと表記するかが分かれますので、フランスヴィンテージカップボードをお探しの際は、どちらの名称でも検索してみると探しこぼれが防げますよ。

洋服選びの時間も心躍る。フランスヴィンテージワードローブ

アンティーク ワードローブ

ヴィンテージキャビネットやサイドボードほど定番感はないけれど、いつかは欲しいと夢見てしまう…ヴィンテージワードローブはそんな家具ではないでしょうか。アンティーク・ヴィンテージ家具好きの方でしたら、一度は心惹かれる家具のひとつですよね。
ごくシンプルなものから、中世の貴族が使っていそうな絢爛豪華なものまで、様々なデザインが揃うフランスヴィンテージワードローブ。装飾の多さに違いはあれど、やわらかなラインを活かしたフェミニンな雰囲気が魅力です。一見装飾の少ないものであっても、脚元や支柱にさりげない意匠が施してあるため、フランスヴィンテージ家具らしい華やかな佇まいを堪能することができますよ。

フレンチ ワードローブ

多くのものは木製扉で作られているフランスヴィンテージワードローブですが、中にはグリアージュが扉に用いられているものも。内部に収納した洋服が金網越しに透けて見えるため、ディスプレイの一環として色鮮やかなお洋服をしまったりするのも楽しいですね。
グリアージュが張られているものなら空気を遮断せず常に通気してくれるので、内部にたまりがちな湿気や臭いを飛ばしてくれるのも嬉しいポイントです。ただし、棚内が完全に遮断されないことで虫はつきやすくなっているので、注意してくださいね。

センスのいいインテリアづくりは扉から。フランスヴィンテージドア

ヴィンテージ ドア

ヴィンテージドアもフランスヴィンテージ家具の中では人気の高いアイテムのひとつです。室内用の扉として取り入れるだけで、一気にシャビーな空間を演出してくれますよ。シャビーシックな世界観の完成度をあげるのに、これほど適任の家具はそう見つかりません。
おしゃれは足元から、インテリアは扉から。フランスヴィンテージドアで、ワンランク上のインテリアコーディネートを目指してみてはいかがでしょうか?

シャビー ドア

フランスヴィンテージドアの種類は実に様々です。定番のモールディング装飾で彩られた木製扉、エッチングガラスやステンドグラスが入った華やかなもの、異素材感がアクセントになっているアイアンドアなど、色々なデザインを楽しむことができます。
あっちもこっちもと目移りしてしまいそうですが、屋外扉に使うか室内扉に使うかでも色々と勝手が変わってきますので、用途に合ったドアをしっかり吟味して選ぶようにしましょう。特にシャビーな雰囲気のフランスヴィンテージドアの場合、オリジナルペイントだと耐久性に欠けるため、屋外扉として使うのであればしっかりリペイントを施され外部用塗装で仕上げられたものを選ぶのがおすすめです。
詳しくはフランスヴィンテージドアを購入したショップに相談してみてくださいね。

日常にさりげなくシャビーシックを演出。取り入れやすさが嬉しいフランスヴィンテージミラー

ヴィンテージ ミラー

フランスヴィンテージ家具がほしいけど、お部屋のスペース的に購入するのは厳しい…フランスヴィンテージミラーは、そんな理由で泣く泣く購入を諦めている方の心強い味方です。窓から差し込む光を受けて粛々と輝くミラーと、縁を囲う繊細な意匠。古くて美しい鏡が部屋の片隅にあるだけで、その鏡面の裏に隠されたストーリーに思いを馳せてしまいそうです。
コンパクトながらもフランスヴィンテージらしいエレガントな意匠が楽しめることから根強い人気があり、どのショップでも取り扱いの多いアイテムです。リビングの壁に、洗面所に、玄関先にと、場所を選ばずさっと取り入れられる気軽さが使いやすいですね。また、鏡は周りを映して空間に奥行を演出してくれるので、お部屋を広く見せてくれるというのも嬉しいポイントのひとつ。
サイドボードやチェストと組み合わせれば、オリジナルのドレッサーとして使うこともできますよ。

ヴィンテージ 鏡

フランスヴィンテージミラーの多くは縁に美しい彫刻装飾が施されており、小さくともフレンチシャビーな雰囲気を作るのにうってつけ。インテリア全部をシャビーシックで統一するのはちょっとハードルが高いかも…と感じるビギナーさんなら、まずはヴィンテージミラーのようにさりげないアイテムから取り入れてみるのがおすすめです。
一人暮らしやスペースが限られたお部屋でもシャビーシックな雰囲気が楽しめるフランスヴィンテージミラー。鏡の奥を覗きこんだら別世界に連れて行ってくれそうな予感を感じさせる、ロマンチックなアイテムです。

フランスヴィンテージ家具と合わせて使いたい!コーディネートに差をつけるお助けアイテム

最後に、シャビーなフランスヴィンテージ家具と合わせてお部屋に取り入れたいアイテムをお届けしていきます。一見意外な組み合わせのように感じるかもしれませんが、お気に入りのフランスヴィンテージ家具と一緒にコーディネートすれば、ワンランク上のインテリアができあがること間違いなしですよ。
ずっとお部屋にいたくなるような素敵なインテリアづくりのために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

素朴さが魅力。ペイントの日本製アンティーク家具もおすすめ

レトロ 家具

フランスヴィンテージ家具を主役にしたインテリアにぜひ取り入れてほしいのが、ペイントの日本製アンティーク家具。特に昭和期頃に作られた日本のアンティーク家具の多くは、素朴でシンプルなデザインをしているため、シャビーシックインテリアのアクセントとしてぴったりです。
華やかで装飾的なフランスヴィンテージ家具だけでお部屋をコーディネートしてしまうといささか大仰な印象になりすぎてしまいますが、日本のアンティーク家具特有のレトロで朴訥とした佇まいがクラシカルな雰囲気を緩和し、ほっと一息つけるような優しい空間を演出してくれますよ。

レトロ インテリア

ペイントが施されたものなら、ペイントカラーによって簡単にインテリアの印象を変えられるのも嬉しいところ。主役であるフランスヴィンテージ家具に合わせて白系で統一してもいいですし、グレイッシュなカラーのものを取り入れて落ち着いた雰囲気でまとめるのもおすすめです。パステルカラーの可愛らしい色味のものを選べば、シャビーながらも明るく爽やかな印象が作れますよ。
ペイントの日本製アンティーク家具を上手に組み合わせて、理想のインテリアを作ってみてくださいね。

やさしい空気感をつくるナチュラルな風合い。カントリーテイストのアンティーク家具

カントリー家具

フランスヴィンテージ家具との組み合わせでもうひとつ試してもらいたいのが、自然の木色を活かしたカントリーテイストのアンティーク家具です。
3章でもお話ししましたが、時が止まったような印象で生活感が欠けがちなシャビーシックインテリアを作るときは、ナチュラルな印象の木味の家具をプラスするのがおすすめ。木のぬくもりを意識して加えることで、ぐっと居心地のいい空間を演出することができます。パイン材など、明るい色味の木材が使われたシンプルなカントリー家具は、シャビーシックインテリアの差し色としてうってつけなんですよ。

フレンチカントリー 家具

よりナチュラルな印象のアメリカンカントリー家具や、素朴さの中にもどこかクラシカルな雰囲気のブリティッシュカントリー家具、ペイントのものよりも素朴で可愛らしいフレンチカントリーなど、カントリー家具にも色々なタイプがありますので、ぜひ好みに合ったものを探してみてくださいね。

最後に

ペイントのフランスヴィンテージ家具を主役にその魅力や選び方、人気アイテムなど、様々な視点からお送りした今回のANTIQUE LOG、いかがでしたでしょうか?
優雅でアンニュイなフランスヴィンテージ家具がひとつあるだけで、お部屋で過ごす時間が一段と素敵なものになりそうですね。
とっておきのフランスヴィンテージ家具をお家に迎えて、優雅でロマンチックな時間を楽しんでくださいね。

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