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建具職人になりたい!仕事内容や年収、求人の探し方をご紹介

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建具 職人

建具の製作、取り付け、修理などを行う建具職人。昔は活躍していた職業ですが、最近では馴染みが薄くなり、「建具屋ってどんな仕事をしているの?」なんて声も多く聞かれます。そんな建具職人の仕事ですが、ものづくりや木工、家づくりや建築などに興味のある方にとっては、やはり気になる職業のひとつかもしれませんね。

そこでこの記事では、少しでも建具職人に興味があったり、将来なりたいと思っている方のために、建具職人の具体的な仕事内容や年収といった実態をご紹介していきます。また、建具屋や建具職人の求人情報を探している方にも役立つ、求人探しのコツもお話ししますので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。それでは早速、見ていきましょう。

建具屋・建具職人の将来性

建具 職人 将来性

建具職人になりたいと思っても、「建具職人はこの先も仕事があるの?」なんて心配に思っている方は多いかもしれませんね。昔ながらの木製建具に代わって、フラッシュ戸やアルミサッシなどが主流となったこともあり、たしかに、この40年くらいで建具屋さんの数は激減しています。
しかしながら、だからといって建具屋の仕事がなくなると考えるのは早計です。時代は多様化し、最近ではレトロな木製建具に魅力を見出す人々も増えてきました。フラッシュやサッシに比べればまだ少数ですが、木製建具も選択肢のひとつに復活しつつあります。もちろん、伝統的な木製建具に限らず、フラッシュ戸や、場合によってはアルミサッシなどの製作・取り付けなども、今では多くの建具屋の仕事の一部です。次の章でご紹介するように、建具屋はその他にも様々な仕事をするようになりました。時代のニーズに応じて、柔軟に仕事内容を変えつつ存続していく仕事と言えるかもしれません。
人口減少によって、今後の住宅産業は新築からリフォーム・中古住宅へと大きく変わっていくとも言われています。そうなれば、新品の建具の製作だけでなく、すでにある建具の修理や調整なども建具職人の仕事の多くを占めることになるでしょう。

建具職人としての基本的なスキルや経験を身につけたうえで、こうした時代の流れを読み取ることができれば、よっぽど大きな変化が住宅産業に押し寄せない限り、建具屋や建具職人の仕事はなくならないと言えます。一人前の建具職人になるにはある程度の時間がかかりますが、地道に努力していく覚悟があるなら、今から建具職人の世界に飛び込んでみる価値はあります。熱意をもって様々な経験を積みスキルを身につけることで、将来建具職人としての仕事の幅を広げることも可能でしょう。

意外と幅広い?建具屋・建具職人の仕事内容

建具屋の仕事は一言でいうと、建具(戸、扉、窓、襖、障子など、開閉機能をもった仕切り)を製作し、現場に取り付ける仕事です。新設のほかに、修理や調整も手掛けます。
かつては木製の和建具がメインでしたが、時代の流れによって現在では仕事内容にも幅が生まれています。以下で代表的なものをご紹介しましょう。

伝統技術を用いた和建具を扱う建具職人

建具屋 仕事

昔ながらの木製建具を手掛ける建具職人です。木材の性質をしっかりと理解し、設置後に建具がゆがむことがないよう、鑿(のみ)や鉋(かんな)などの道具を駆使して製作します。木の種類や乾燥状況、木目などの見極めと確かな腕が重要で、建具職人の中でも熟練の技が求められる仕事です。
障子や襖(ふすま)、格子戸や門戸などの伝統的な和の建具を手掛けます。また、中には繊細な組子細工に特化した組子職人もいます。
さらに、こうした建具だけでなく、表具(掛軸・屏風・和額など)を手掛けることができる表具師を兼ねた職人もいます。表具師は、掛軸、屏風、巻物、衝立、額などの新調・補修のほか、障子や襖の新調・張替えなども行う職人です。

これらの仕事は、自分の手でものを作ることに関心のある人、日本の伝統工芸に興味のある人、伝統技術を身につけたい人におすすめです。技術を習得するまでには長い時間がかかりますが、その分習得した技術は自身の強みとなるでしょう。

フラッシュドアや洋建具を扱う建具職人

建具 取付 職人

近年の住宅建具で多くみられるのが、フラッシュ構造の建具です。枠組みされた芯材に合板(ベニヤ)などを張り合わせてパネルを作る構造です。木工に携わる人の中にはこのフラッシュ構造を劣ったものとする人もいますが、フラッシュ構造の建具を製作するにもそれなりの経験が必要です。正確に枠を組み上げ、できあがった枠組みに板材を取り付けるプレス作業、扉の寸法に合わせサイズを整える寸法カット、ドアノブや鍵穴用の穴を空ける加工など、それぞれの工程で素材を見極めながらの細やかな作業が必要になります。建具にとって欠かせない精緻な寸法など、高品質な製品を製作できることが求められる仕事です。製作・取り付けのほか、開閉をスムーズに調整したり、蝶番や鍵の交換なども行うことがあります。
まずはフラッシュドアで経験を積み、その後本格的な和の建具の道へ進むという職人も多いようです。

サッシなどの金属製建具を扱う建具職人

建具 職人 サッシ

建具屋の仕事は、かつては襖や障子などの木製建具がメインでしたが、1970年代頃からの人々の生活スタイルや住宅の洋風化などに伴い、とくに窓枠などは、サッシなどの金属製建具に取って代わられました。
こうしたサッシなどの金属製建具を扱いたい場合、建具屋ではなくサッシ屋に就職するのがよいでしょう。多くの場合、窓ガラスを扱っているガラス屋がサッシ屋を兼ねています。
また、建築現場へ行ってサッシを取り付ける作業を行うのは、「サッシ工」と呼ばれる職人です。サッシの施工は技術的に見ても非常に特異性のある工事で、建具職人とはまた別の専門性が必要になります。

※サッシ…英語でSashと書き、サッシュとも呼ばれます。

本来は窓枠のことですが、現在では一般に金属製の窓枠を指します。

かつては建具屋が木製の窓枠を製作していましたが、時代とともに鋼製やアルミニウム製のものが主流となり、その仕事はサッシ屋に取って代わられました。

造作家具の製作まで手がける建具職人

家具 建具 職人

建具屋の中には、建具の製作のみならず、室内造作家具の製作まで幅広く手がけるところも増えてきました。本来は建具は建具屋、家具は家具屋と別れていましたが、木を扱う点や加工機械などが似ていることから、木工産業全体の衰退に伴い、次第にどちらも兼ねる形態が増えてきたのです。
建具職人の技術を生かして、既製品にはないサイズやデザインのオーダー家具を作成することが多いです。家具の製作から修理、金物の取り替えなども行います。また、中には幼児用の安全柵や仏壇など、様々なものを手掛ける建具屋があります。このように建具だけでなく家具などの仕事もこなせるようになれば、仕事の幅が広がりますね。

やっぱり気になる!建具職人の年収

建具 職人 年収

1章でお話したように、建具屋の数は減少傾向にあります。そのため建具職人になりたくても、建具職人の仕事だけで食べていけるのか? と不安に思ってなかなか足を踏み出せずにいる方も多いと思います。ここで、建具職人の年収について見ておきましょう。

建具職人の平均年収は、およそ350万円と言われています。しかし、下の表を見ると、従業員数が1000人未満の規模の場合は、300万円前後ということが分かります。
(ただし、データの母数が少ないため、事実を正しく反映しているとは言い難い部分あります。あくまで参考として見てください。)

 

従業員数

10人以上

従業員数

10〜99人

従業員数

100〜999人

従業員数

1000人以上

平均年齢

45.5歳

44.8歳

46.0歳

36.2歳

勤続年数

8.5年

12.6年

6.5年

17.4年

労働時間

165時間/月

179時間/月

159時間/月

169時間/月

超過労働

16時間/月

16時間/月

16時間/月

14時間/月

月額給与

227,100円

242,200円

218,800円

329,000円

年間賞与

247,400円

284,700円

220,500円

1047,700円

平均年収

2,972,600円

3,191,100円

2,846,100円

4,995,700円

※厚生労働省の平成27年賃金構造基本統計調査を元に筆者作成。平均年収は(きまって支給する現金給与額)×12ヶ月+(年間賞与その他特別給与額)で算出。

国税局の平成27年民間給与実態統計調査によると、民間企業の会社員の平均年収は420万円なので、建具職人の年収は、一般的なサラリーマンに比べて低いと言わざるを得ません。
建具職人としての仕事を得ながら、平均的な安定を手に入れたい場合には、規模の大きな職場を探す必要があります。いずれにせよ、将来家族を持つ、あるいは今家族がいるという場合には、ある程度堅実に過ごす必要があるでしょう。先々の人生設計も考慮しながら、現実的な目で職探しに取り組むと安心です。

未経験でも大丈夫?建具職人になるには

特別な技術を持つ職人という仕事は、誰でも目指せるものなのか、未経験からでも大丈夫なのか、などといった疑問がありますよね。この章では、建具職人になる方法と建具職人に向いている人をご紹介します。

建具職人になるには「職業訓練校」か「建具屋へ就職」が王道

建具職人 未経験

建具職人になるためには、特に資格や学歴は必要ありません。高校や大学を卒業後に建具会社に入社したり、あるいはいったん職業訓練校へ行ってから就職するのが一般的です。就職してからとにかく現場で技を磨いていくのが、建具職人へのスタンダードな道です。木製建具の場合は木の種類や木目の活かし方を、金属製建具の場合は素材や性質を見極める必要があり、一人前の職人となるにはおよそ10年ほどかかるとも言われています。

また、建具の製作に必須となる資格はありませんが、「建具製作技能士」と呼ばれる国家資格を取得していると仕事の幅が広がります。受験資格には一定期間以上の実務経験が必要なので、しっかりとキャリアを積みながら、資格取得を目指していくと良いでしょう。この資格は、建具製作のプロフェッショナルとして必要な能力を備えているという証にもなるため、取得すれば建具職人としての信頼を得ることにもつながります。

建具職人に向いているのはこんな人

建具職人 資質

建具職人に欠かせない技術といえば、やはり開口部の寸法に建具をぴったりと合わせることです。これができなければ一人前の建具職人にはなれません。そのため、手先が器用で細かい作業に集中できることが必須といえます。また、日常の生活の中で使う建具は、寸法に狂いがないことはもちろん、建付けもしっかりとしていて住人にストレスを与えないことが大前提となります。そのため、使う人の暮らしをきちんとイメージできる想像力も重要です。
上記に加えて、ものづくりや家づくりに携わりたいという熱い思いや、木材や金属などの素材、それらを加工する道具などにも興味をもって熱心に勉強していける人だと良いでしょう。

建具屋・建具職人の求人の探し方

いざ建具職人の求人を探そうと思っても、なかなか思うような求人情報が見つからないということはありませんか? ここでは、建具屋や建具職人の求人情報の探し方のコツをお伝えします。

建具の求人探しのコツは、身につけたい技術を習得できる職場を選ぶこと

建具 求人探し コツ

建具の求人といっても、様々な仕事内容があります。建具の製作をメインで行う職場もあれば、建具の取り付けが業務の中心という場合もあるでしょう。また、扱う建具の種類についても、1章で確認したように、伝統的な和建具やフラッシュドア、それに建具の範疇を超えて家具製作にまで及ぶこともあります。その中で、自分は和建具を専門にやりたいのか、建具にとどまらず造作家具まで幅広く手掛けられる職人になりたいのか、など、どのような仕事をしたいのかを明確にすることが肝心です。自分の目指す職人像をはっきりさせ、やりたい仕事のスキルが身につく職場を選ぶことができれば、就職してから「イメージと違った」などの理由で離職してしまう事態を防ぐことができますよ。

働く地域を限定しなければ、より多くの建具の求人情報に出会える

建具屋 求人

建具の求人は数が少なく見つけにくいと感じている方も多いかもしれません。なかなか良い求人情報を見つけられずにいる場合には、働く場所を限定しないか、あるいは今探している地域よりももう少し範囲を広げて探してみることをおすすめします。経済的に栄えている都市部だけでなく、地方にも歴史のある建具屋さんは点在しているものです。まずはお近くの地域や住んでみたい地域に気になる建具屋さんがないか確認してみましょう。

気になる建具屋に直接求人の問い合わせをしてみるのが近道

建具 求人

建具の求人を探す際、インターネットで検索してもあまり多くの情報はヒットせず困ってしまった、なんてこともありますよね。大手求人サイトを地道にチェックしていくのも方法のひとつではありますが、いっそのこと気になる建具店のホームページをひとつずつチェックしていくほうが近道です。このとき、先ほどもお話ししたように、まずは地域を限定せずにいろいろな企業を見てみることをおすすめします。たくさん見比べて、その中から自分にとって魅力的と思える職場を選べると良いですね。ホームページに採用情報が載っていない場合でも、一度問い合わせてみると思いがけず採用につながるというケースもあります。諦めずにチャレンジしてみてください。

求人サイトを使うなら「ハローワークインターネットサービス

建具 求人サイト

自分で気になる建具店を探すのにも限界がある、やはり求人サイトにも頼りたい、という場合には、「ハローワークインターネットサービス」がおすすめです。ハローワーク(公共職業安定所)がもつ求人情報の中から、仕事内容、就業場所、採用年齢などを絞り込んで検索することができます。ハローワークは全国各地に窓口が設置されているため、その地域に根ざした求人情報を見つけやすいのもポイントです。企業側の利用が無料ということもあり、他の求人サイトには出ていない情報もハローワークには載っている可能性もありますよ。地方の小さな建具屋さんなどの求人も見つかるかもしれません。

最後に

建具職人の仕事内容、年収などの実態、求人の探し方についてご紹介しました。この記事を通して、建具職人の実態が少し見えてきたでしょうか。年収の面など、少し厳しく思える面もありますが、1章でもお伝えしたように、建具職人はやり方次第では今後も十分に活躍していける職業です。自分の現実と建具職人の将来性を照らし合わせつつ、納得のいく職場を選んでみてくださいね。

番外編:茨城県にも建具屋・建具職人の仕事があります!

建具 求人 茨城

この記事を読んでいる方の中には、地元茨城県で建具の仕事を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、茨城県にも様々な建具職人の仕事があり、その多くが求人募集をしています。記事でご紹介したような、建具の製作からオーダー家具の製作まで行う建具屋の他に、金属製建具を扱うサッシ屋、また、大正~昭和期の古い建具の修理をメインに行うアンティーク家具屋の仕事などもあります。地元で建具の仕事を探している方は、記事の5章でご紹介した求人探しのコツを参考に、ぜひ様々な角度から建具に携われる仕事を探してみてください。きっと、あなたが活躍できる職場が見つかるはずです。

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