中古で北欧・デンマーク家具をゲット！人気ブランドと激安品の探し方

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一流の北欧家具をできるだけ安く買いたい！という方、中古家具はもうチェックしましたか？本場デンマークの家具や有名なデザイナーズ家具は、新品で買うとかなり値が張りますのが、中古家具なら大幅に値引きされているので、購入するハードルがぐんと下がりますよ。

ただ、中古の北欧家具は、それまでどこかで使われてきた家具。安易に価格を重視して選ぶと、失敗する可能性もあるのが恐いところですよね。また、北欧デザインの家具は、メーカーもアイテムもかなりの数があるので、そもそも好きなアイテムを見つけるのに苦労している、という人も多いかと思います。

そこで今回は、中古で良質な北欧家具が欲しいという方へ、激安な中古家具を選ぶ際のチェックポイントと、おすすめの北欧家具ブランドをご紹介していきますよ。人気の一流ブランドからお手頃なブランドまで、各国の優良な北欧デザインの家具をもれなく紹介しますので、ぜひ中古家具探しに役立ててくださいね。

激安な中古の北欧家具を買う際のチェックポイント。なぜ安いか把握しよう

まずは、北欧家具を探すにあたって、品質の良し悪しを見分ける方法を押さえておきましょう。特に激安な中古の北欧家具は、確認不足が原因で失敗することが多いので要注意ですよ。次の3つのポイントをよくチェックしてみてください。

中古の北欧家具は傷みがあるのが基本。適切なクリーニングやリペアはされている？

中古の北欧家具は、それまで使用されてきた環境によって、少なからず傷みが生じているのが一般的です。例えば、木部のキズや割れ、生地の消耗、接合部の緩み、ニオイなど。優良な中古家具店では、家具1点1点の状態を確認して、適切なクリーニングやリペアをしているので心配いりませんが、激安の中古家具店の中にはそういった手間を省くことで価格を抑えている店舗もあります。使用上問題のない範囲であればいいですが、リペアが不十分だと使っていくうちにすぐに修理が必要になることもあるので、要注意です。

適切なクリーニングやリペアがされているかどうかの確認方法としては、通販の場合は、当たり前ですが記載されている内容を隅々まで確認しましょう。傷の状態やリペアした部分など、買う上で気になる情報は、基本的に画像や文字で掲載されています。商品ページだけではわからないことや、不安な点があれば、事前にショップへ問い合わせるのがおすすめです。

店頭で買う場合は、家具をいろんな角度から隅々まで見てみましょう。引き出しや扉もすべて開けて、開け閉めしにくくないか、内部もきれいに掃除や修理がされているか確認してください。椅子やソファ、テーブルやデスクなら、実際に座ってみて使い心地を確かめましょう。

さらにもう一つのポイントとして、きちんとしたクリーニングやリペアを行っている中古家具店であれば、どんな風に作業を行っているかについて、ショップページに掲載している場合が多いです。良い中古家具店を見分ける一つの判断材料になりますので、ぜひ確認してみてください。

中古のデザイナーズ北欧家具はリプロダクト品が多数。メリット・デメリットは？

高級ブランドやデザイナーズの北欧家具は、リプロダクト品(ジェネリック品)が多数販売されています。リプロダクト家具は、価格が安い反面、デメリットもあるので、その特性を把握しておきましょう。

北欧家具のリプロダクト品は品質が様々。激安すぎるものは避ける方が賢明

リプロダクト品とは、発売から一定期間が経ち、意匠権が失効した製品を、他メーカーが復刻生産したアイテムのこと。開発費やロイヤリティーが抑えられるため、新品でも正規品と比べて50〜90％近くも安い価格で販売されています。中古品なら、そこからさらに価格が下がっているので、びっくりするほど激安です。

リプロダクト品は、正規品のオリジナリティを大切にして、素材や構造などをできる限り正確に再現したアイテムもあれば、見た目だけを模倣したような低品質なアイテムもあります。良質なものであれば、正規品でないとはいえ、一流のデザインが手頃な価格で楽しめるのが魅力。一方、粗悪なアイテムは、見えない部分の作りが雑だったり、チープさが感じられたりと、買ってから後悔する可能性も高いので注意が必要です。

高級ブランドやデザイナーズの北欧家具を専門とする中古家具店では、ショップの信頼に関わるため、リプロダクト品は取り扱っていない場合が多いですが、店舗によっては「リプロダクト」と表記したうえで販売していることもあります。

リプロダクトを良しとするかどうかは賛否両論ありますが、結局のところ、買い手が価格と品質のどちらを重視するかによります。一生ものの家具としておすすめなのは、やはり正規品ですが、質よりも価格を重視したいということなら、リプロダクトを選ぶのも一つの手。ただ、リプロダクトの中でも特に激安なアイテムは、作りが悪い可能性が高いので避けた方がいいでしょう。

リプロダクト品か見分ける方法は？基本的には商品ページで確認

リプロダクトかどうか判断するには、通販の場合は、基本的に商品ページに「リプロダクト」や「ジェネリック」などと明記されているので、そこを見落とさないよう確認することが大切です。店舗によっては、小さな文字で書かれていたり、ページの下の方など目につきにくい場所に書かれている場合もあるので、ご注意ください。特に、価格が安すぎる場合は、リプロダクト品の可能性が高いので、サイトを隅々までチェックするようにしましょう。

店頭で実物を見て判断する場合は、ショップスタッフに確認するか、正規メーカーのロゴがあるかどうかをチェックしてみましょう。ただ、ロゴシールは中古家具だと、剥がれ落ちていることもあるので、ロゴがないからといって正規品でないとは限りません。わからない場合は、お店の詳しい人に聞いてみるのがおすすめですよ。

通販の場合、返品はできる？激安中古家具店は返品ルールが厳しいことも

通販で中古の北欧家具を購入する場合、事前に確認しておきたいのが、購入後に返品できるかどうかについて。優良な店舗であれば、商品到着後、一定期間内であれば、理由に関係なく返品できる場合が多いですが、激安店などで利用ルールが厳しい店舗だと、初期不良以外の返品は受け付けない、もしくは返品にキャンセル料がかかる場合があります。

通販サイトだと、「画面上で見ていた色味と違った」「見落としていた傷があった」「サイズが思ったよりも大きかった」など、予想外の失敗も多いので、返品OKの店舗を利用する方がおすすめです。利用者に優しい返品ルールを設けている店舗なら、それだけ家具の品質に自信があるということなので、より安心ですよ。

さて、検討する際のポイントを押さえたところで、続いて中古家具で人気の北欧家具ブランドをご紹介していきますよ。

良質な中古北欧家具ブランド5選。人気のデンマーク家具メーカーを中心に紹介

まずは、中古家具の中でも熱い人気を誇る、王道の北欧家具メーカー5社をご紹介します。北欧家具の中でも特に人気のデンマーク家具を中心にご紹介しますよ。有名なデザイナーズ家具や、一流の北欧家具が欲しいという方は、ここからチェックしてみてくださいね。

北欧デンマーク製の中古家具で圧倒的な人気。Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)社

フリッツ・ハンセン社は、1872年にデンマークで創業した家具メーカー。アルネ・ヤコブセンのセブンチェアやエッグチェア、ポール・ケアホルムのPK22など、有名デザイナーと協力して数々の作品を生み出しました。美しくスタンダードでありながらも、アイコン的なユニークさを持つ家具たちは、時代を超えて世界的に愛されています。北欧家具の代名詞とも言われる、世界で名の通った家具メーカーです。

フリッツ・ハンセン社の中古家具で人気なのは、チェアやソファなど。新品の場合、チェアで約4〜30万円、2〜3人掛けソファで約60〜400万円といった価格帯の高級家具です。中古品なら、展示品など状態の良い美品だと、正規価格から30〜50％オフ、使用感のあるものは50〜70％オフで販売されていますよ。アイテムや使われている素材によって、価格にかなりの幅があり、人気モデルは中古家具でも価格が高めです。

ハンスＪ.ウェグナーの中古家具が多数！北欧デンマークのCarl Hansen & Son(カール・ハンセン＆サン)社

カール・ハンセン&サン社も、1908年にデンマークでスタートした家具メーカー。20世紀を代表する家具デザイナー、ハンスJ.ウェグナー作の家具を最も多く生産しているメーカーです。特に、Yチェア(CH24)やイージーチェア(CH25)は、今でも多くの人の憧れの的となっている家具。カール・ハンセン社が誇る高い機械加工技術と、木の特性を知り尽くしたウェグナーの質の高いデザインが見事に調和した名作家具です。

カール・ハンセン&サン社の中古家具で人気なのは、やはりチェア。新品だと6〜20万ほどで、状態の良い中古品ならそこから約30%オフ、使用感のある中古品なら30〜70%オフ程度で販売されています。Yチェアは一番人気で、中古家具店でもすぐに売り切れてしまうほど。Yチェアを狙うなら、こまめにショップをチェックするのがおすすめですよ。

ハンスＪ.ウェグナーのソファが有名。北欧デンマークのGETAMA(ゲタマ)社

ゲタマ社は、1899年にマットレスメーカーとして創業した家具メーカー。1950年代からハンスJ.ウェグナーと共同して家具開発を進め、デイベッド(GE258)やGE290などの名作ベッド・ソファを生み出しました。現在では、ベッドやソファに加えて、チェアやテーブルなど幅広い家具を制作しています。ゲタマ社の家具は、デンマーク国内の公共施設でも多くの家具が使われており、品質や耐久性の高さに定評があります。

ゲタマ社の中古家具で人気なのは、ハンス・J・ウェグナーのイージーチェアやソファ。シンプルに洗練された美しい木製フレームに、ナチュラルな白いファブリックがよくマッチしていますね。価格は、新品だとイージーチェア(1人掛けソファ)で40〜50万円、2〜3人掛けソファで50〜100万円ほど。そこから状態の良い中古家具なら30〜50％オフ、使用感のある中古品なら50〜70％オフ程度で販売されています。

北欧フィンランド発！アルヴァ・アアルトの中古家具が人気。Artek(アルテック)社

アルテック社は、1935年にフィンランドで始まった家具メーカー。建築家のアルヴァ・アアルトらが設立しました。アルテックの家具としては、アルヴァ・アアルトがデザインした、「L-レッグ」という積層合板の曲げ木を使ったスツールやチェア、テーブルなどが有名です。新しい技術開発を基に作られた家具は、シンプルながらもそれまでにはなかったユニークなデザインで、アルテックの名を世界に広めていきました。

アルテック社の中古家具で人気なのは、やはり、アアルトがデザインしたスツールやチェア、テーブルなど。カジュアルで愛らしいデザインで、かわいらしい北欧インテリアが好きな人に好評です。価格は、先にご紹介した2ブランドと比べるとお手頃で、新品のスツール・チェアで2〜6万円、テーブルで5〜20万円ほど。そこから、状態の良い中古品だと5〜30％オフ、使用感のある中古品だと30〜70%オフ程度で販売されています。

北欧デンマークの中古家具を探すなら、Onecollection(ワンコレクション)社も要チェック

ワンコレクション社(かつてのハンセン&ソーレンセン社)は、1990年に創業したデンマークの家具メーカー。北欧家具業界の巨匠デザイナーと言われる、フィン・ユールの作品を数多く取り扱っています。フィン・ユールが手がけた家具は、他の家具にはない個性的な造形で、華やかさがあるのが特徴。ペリカンチェアやチーフティンチェアなどが代表作で、当時のデンマークでは賛否両論あったものの、現在では世界的に高い名声を得ています。

ワンコレクション社の中古家具で人気なのは、フィン・ユール作のチェアやソファ。ただ、価格がかなり高額なうえ、中古品は滅多に出回らないので、手に入れるには高いハードルがあります。例えば、ペリカンチェアは新品で約80〜100万円、ダイニングチェアで約30万円など。そこから美品の中古品であれば約20〜30％オフ、30〜50％オフほどで販売されています。中古品を手に入れるには長期戦を覚悟して、中古家具店のほか、オークションなどもこまめにチェックする方がいいでしょう。

さて、北欧ブランドの家具メーカーの紹介は以上です。好きなブランドは見つかりましたか？ 続いて、北欧家具が好きなら要チェックの、英国ミッドセンチュリーの家具をご紹介していきますよ。

北欧家具好きに人気！イギリスミッドセンチュリーのヴィンテージ中古家具

ミッドセンチュリー期に作られたイギリスヴィンテージ家具は、スカンディナビアンデザイン(北欧デザイン)に影響を受けた家具が多数。そのため、北欧家具が好きな人なら、気になるブランドが見つかる可能性が高いんです。また、先ほどの北欧ブランドの中古家具に比べると、チーク材などの良質な木材を使っているにもかかわらず、価格が安めなのもうれしいポイント。北欧家具のように良質で、かつ手の届きやすいアイテムが揃っていますよ。

ということで、この章では人気の定番ブランドからヴィンテージマニアに好評なマイナーブランドまで、7つのおすすめブランドをご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

北欧風ヴィンテージ中古家具の定番！ラインナップ豊富なG-PLAN(ジープラン)

G-PLANは、北欧風のイギリスヴィンテージ家具として大人気の家具ブランド。E.Gomme社が1953年に発表しました。G-PLANでは、年代によって様々なシリーズが作られていて、家具のバリエーション豊かなのが特徴。例えば、画像左下のBBシリーズのような、ブラックカラーと真鍮のコントラストが効いたメンズライクなシリーズもあれば、画像上のDanishシリーズのような、デンマークデザインらしい、シンプルでチーク材の温かみを感じるシリーズもあります。中古家具でも、幅広いアイテムが販売されているので、条件に合うものを見つけやすいはずですよ。

中古家具のG-PLANは、サイドボードやチェア、ダイニングテーブルなど、幅広い家具が人気です。価格としては、サイドボードは概ね10〜25万円、チェアは2〜4万円、ダイニングテーブルは8〜20万円ほど。状態が良いもの、サイズが大きいものほど価格が高くなる傾向にあります。

ナチュラルな雰囲気が魅力。ERCOL(アーコール)社の北欧風中古家具

アーコールは、1920年にイギリスで設立された家具メーカー。特に曲げ木の技術を生かした、シンプルで美しいウィンザーチェアが有名です。アーコール社のヴィンテージチェアは、日本でも大人気のアイテム。2004年にマーガレットハウエルが復刻生産したことで注目が集まり、人気が爆発しました。アーコール社のチェアは、いくつか種類がありますが、どれも軽やかですっきりとしたデザイン。特に、木味が明るいものはナチュラルで優しい印象で、シンプルな北欧インテリアにぴったりです。

アーコール社の中古家具で人気なのは、やはりチェア。価格としては、アームなしのダイニングチェアで2〜4万円、ラウンジチェアやイージーチェアだと、7〜15万円ほどで販売されています。アーコール社のチェアも、フープバックチェアやゴールドスミスチェア、クエーカーチェアなど、中古でも様々なアイテムがあります。ぜひじっくり見比べて検討してみてくださいね。

北欧家具らしい上質でミニマルな佇まい。A.H.McIntosh(マッキントッシュ)社の中古家具

マッキントッシュ社は、1869年にスコットランドでスタートした老舗家具メーカー。イギリスの富裕層をターゲットとした高級ブランドで、その人気は今でも世界的に絶大です。木目の美しさや接合部の収まりなどディティールにまでこだわった仕上がりが魅力で、ハイブランドらしい上質な存在感があります。先にご紹介した2つと比べると、流通数が少なくコレクターも多いため、手に入りにくいのがネックですが、数は少ないながらも椅子やテーブル、サイドボードなどバラエティ豊かなアイテムが中古家具屋で販売されています。高級感のあるヴィンテージ家具が欲しいという方にぴったりのブランドです。

マッキントッシュ社の中古家具で人気なのは、サイドボードやダイニングテーブルなど。価格としては、中古サイドボードは約15〜30万円、ダイニングテーブルは10〜30万、チェアだと3〜5万円ほどで販売されています。人気のアイテムはすぐに売り切れてしまうので、気になる家具を見つけたら早めに検討するのがおすすめですよ。

シンプルな中にも個性が光る。Nathan(ネイサン)社の北欧風中古家具

ネイサン社は、1916年にイーストロンドンで創設された家具メーカー。先にご紹介した3つと比べると日本ではそれほど知名度が高くありませんが、イギリスでは広く名の知れた老舗家具ブランドです。どことなくG-PLANと似ている雰囲気ですが、扉に格子模様があったり、脚がユニークな形だったりと、シンプルな中にネイサンらしい個性が感じられます。シンプルなだけでなく、ちょっとした装飾があるアイテムが多く、インテリアに心地よい深みを出してくれますよ。

ネイサンの中古家具は、飛び抜けて人気というアイテムはありませんが、品揃えとしてはサイドボードやキャビネットなどの収納家具が充実しています。キャビネットや小ぶりなサイドボードなど、色や形ともに様々なアイテムがありますよ。価格としては、サイドボードだと10〜25万円、大型のキャビネットだと15〜25万円ほど。サイズが大きなものほど高額です。

ミッドセンチュリーらしいスタイリッシュさが魅力。STONEHILL(ストーンヒル)社の中古家具

ストーンヒル社は、ネイサン社よりもさらにマイナーなイギリスの家具メーカー。しかしながら、イギリスではG-PLANと並んでハイクオリティな家具ブランドとして人気なんです。かっちりとしたフォルムの男前なアイテムが多く、スタイリッシュなヴィンテージインテリアが楽しめますよ。脚や取っ手など細部まで端整に作り込まれた意匠が特徴で、なめらかな曲線を描いたフォルムからは、工芸品のような研ぎ澄まされた美しさが感じられます。

ストーンヒル社の中古家具で人気なのは、センターテーブルやサイドボード、キャビネットなど。価格は、センターテーブルで約6〜14万円、サイドボードで15〜20万円ほどで販売されています。ただ、レアなブランドだけに流通数がかなり少ないので、タイミングが悪いとほとんどアイテムが見つからないかもしれません。他のブランドも並行しつつ探してみるのがおすすめです。

直線的ですっきりとしたフォルムが魅力。Vanson(バンソン)の北欧風中古家具

バンソンは、WG Evans and Sons社という今は亡き家具メーカーが生産していたブランド。1950年代後半〜1960年代初頭にかけて多くの家具が生産されました。当時はG-PLANやA.H.McIntoshなどの大手メーカーが人気だったのに対し、小さな規模でも最先端のモダンな高級家具を作っていたとされるブランドです。バンソンの家具は、そのシンプルでスタイリッシュな佇まいから、コアなヴィンテージファンの間で人気があり、日本でも少数ですが商品が流通しています。

バンソンの中古家具でよく見かけるのは、サイドボードやチェア。シャープで高級感のある佇まいが魅力です。価格は、チェアは約3〜5万円、サイドボードは約14〜20万円ほどで販売されています。

ヴィンテージ家具市場ではレア！良質な作りが評判。Younger(ヤンガー)社の北欧風中古家具

ヤンガー社も1950〜1960年にかけて、G-PLANやA.H.McIntoshなど大手メーカーと渡り合った小さな家具メーカー。素材として、突き板ではなく無垢材を使ったり、木目の美しさが最大限に活きる作りにしたりと、職人のこだわりを感じる丁寧な家具作りが評判です。長年の使用にも耐える頑丈な作りと、使いこむほどに味わいが増す姿は、ヤンガー社の家具の最大の魅力と言えるでしょう。ただ、こちらもコアなヴィンテージ家具ファンには評判なものの、まだまだ日本では知名度の低い家具。あまり流通量が多くないので、気になる家具を見つけたら早めに検討してみてくださいね。

ヤンガー社の中古家具で人気なのは、キャビネットやサイドボードなど。価格としては、大型のキャビネットは15〜25万円ほど、サイドボードは10〜25万円ほどで販売されています。

以上、イギリスミッドセンチュリーの中古家具をご紹介してきました。北欧家具を思い起こさせる素敵な家具がたくさんありましたね。ちなみにご紹介したブランドの家具は、ラフジュ工房でも取り扱っていますので、ぜひ通販サイトを見てみてくださいね。

さて、ここからは同じくミッドセンチュリー期に作られた日本の北欧風ヴィンテージ家具ブランドをご紹介していきますよ。日本のヴィンテージ中古家具は、海外製の家具と比べて価格がぐっと抑えられるのがうれしいところ。良質で激安な北欧風家具が欲しいという方は、ぜひチェックしてみてください。

良質で激安な北欧風家具を探すなら、中古の日本のヴィンテージ家具もおすすめ

日本でミッドセンチュリー期に生まれた家具は、海外製の家具に負けず劣らず、良質なアイテムがたくさんあるんですよ。今まで日本の家具ブランドはあまりチェックしてこなかったという方も、次の5ブランドは必見です。中古家具なら、高品質でもお手頃なアイテムが見つかるはずですよ。それでは、早速見ていきましょう。

レトロな北欧風中古家具として大人気。カリモク60シリーズ

カリモク60は、日本の家具メーカーであるカリモク社が手がけるブランドの一つ。カリモク社が1960年代に発売した家具を復刻生産したシリーズで、時代を超えて愛されるスタンダードなデザインが魅力です。特に人気なのは、Kチェアやロビーチェアなどのソファ。シンプルで丸みのある木製フレームとレトロなファブリックが素敵ですよね。北欧家具のようなバランスの良さと温かみが感じられます。

カリモク60の中古家具は、ソファやセンターテーブルが中心です。価格としては、2Pソファで約3〜5万円、センターテーブルは1.5〜3万円ほどで販売されています。前章でご紹介したような海外製の家具に比べるとかなりお得ですね。

また、カリモク社の家具は、復刻版の製品だけでなく、当時物のヴィンテージ品もありますよ。ヴィンテージ品は現代物の中古品と比べて、古い味わいがあったり、レアなモデルやロゴシールがあったりと、ヴィンテージファンの心をくすぐるアイテム。特に、ヴィンテージ品の中でも、状態の良いアイテムや生産数の少ない貴重なモデルは大変人気で、現代物の中古品よりも価格が高いものもあるほどです。

曲げ木技術を活かした北欧風の中古家具が多数。秋田木工

秋田木工は、1910年に設立された老舗家具メーカー。日本で唯一の曲げ木家具専門ブランドとして、創業当初から現在に至るまでモダンで美しい家具を製作し続けています。特に人気なのは、曲げ木の技術を活かしたダイニングチェアやスツールなど。曲げ木のチェアは、見た目に美しいことはもちろん、軽量かつ頑丈で、日常使いの椅子としてぴったりです。

秋田木工の中古家具は、やはり曲げ木のチェアやスツールが人気です。特に人気なのは、剣持勇がデザインしたスタッキングスツール。曲げ木ならではのユニークなフォルムで、シンプルかつ軽やかな印象に仕上がっています。価格としては、チェアだと1〜2万円、スツールだと0.5〜1.5万円ほど。ヴィンテージ品でリペアしたものや、人気のアイテムだと価格が高い傾向にあります。

ミッドセンチュリーデザインが好評。オールドマルニの北欧風中古家具

オールドマルニとは、マルニ木工のヴィンテージ家具全般のこと。オールドマルニの家具は、西洋アンティーク家具のようなクラシックなものも多いですが、中には北欧家具のようなシンプルレトロな家具もあるんですよ。例えばこちらのソファは、1960年頃に製造されていたアイテム。古臭さを感じさせないスタンダードな佇まいで、時代が変わっても多く人に愛されて続けています。日本の住宅事情に合わせてコンパクトに設計されていて、一人暮らしの家やワンルームなどにもぴったりです。

オールドマルニの北欧風の中古家具は、チェアやソファが中心。価格は、チェアだと1〜4.5万円ほど、1Pソファだと2〜10万円ほどで販売されています。貴重なモデルや状態の良いものは価格が高い傾向にありますよ。

著名デザイナーが手がけたアイテムが人気。天童木工の中古家具

天童木工は、1940年に山形県で創業した家具メーカー。建築家の丹下健三やデザイナーの柳宗理、長大作、剣持勇など、日本インテリア界の巨匠たちと共同製作を行い、日本のモダンインテリア史に残る作品を多く産出しています。家具で特に有名なのは、柳宗理のバタフライスツール。成形合板の高い技術を誇った天童木工ならではの家具で、複雑な曲線のデザインを見事に形にしています。ニューヨーク近代美術館(MoMA)やルーブル美術館などの永久所蔵品とされている、世界的な評価を得たアイテムです。天童木工のヴィンテージ品の中古家具は、他にも北欧家具に近いものが多くあるので、ぜひチェックしてみてください。

天童木工の中古家具は、椅子やローテーブルなどが中心です。価格としては、椅子だと0.5〜4万円、ローテーブルだと1.5〜5万円ほどで販売されています。人気のデザイナーズ家具は、価格が高い傾向にあります。

ヴィンテージ品は北欧デザインの家具が多数。飛騨産業の中古家具

飛騨産業は、1920年に岐阜県でスタートした老舗家具メーカー。キツツキマークのロゴでも有名ですね。曲げ木や挽物加工など、西洋家具の技術を積極的に取り入れ、日本の住空間の発展に寄与してきました。飛騨産業のヴィンテージ中古家具は、オールドキツツキとも呼ばれ、西洋風のクラシックなウィンザーチェアから、北欧ヴィンテージ風のシンプルレトロなチェアまで幅広いアイテムが流通しています。

例えば、こちらはオールドキツツキのEIGERシリーズのヴィンテージチェア。1960年に発売されロングセールスを記録したアイテムで、2010年に復刻生産されています。高い曲げ木技術を活かした、自然な造形が美しく、モダンでも和風の空間にも合うように作られています。

飛騨産業の北欧風のヴィンテージ中古家具は、チェアが中心です。価格は約1〜4万円で、復刻版の中古家具も同じ価格帯で販売されていますよ。復刻版の家具も北欧風の家具が多いので、要チェックです。

最後に

新品だと手の届かない憧れの北欧家具も、中古品なら夢ではありません。ただし、買ってから後悔しないためには、冷静な目で良質なアイテムを見極めることが大切ですよ。この記事でご紹介したチェックポイントや、おすすめブランドを参考に、理想の家具を探してみてくださいね。