ヴィンテージ店舗什器で理想のお店作り!おすすめのテイストをご紹介

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ヴィンテージ店舗什器で理想のお店作り!おすすめのテイストをご紹介

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ヴィンテージ 店舗什器

ヴィンテージ風のお店を作りたいと思ったとき、店舗什器にはどのようなアイテムを取り入れたら良いでしょうか。
なんとなくこんな感じのお店にしたい、という漠然としたイメージはあるものの、「ヴィンテージ」がどういうものか言葉ではっきり説明しようとすると難しく、それゆえに理想の什器探しが難航してしまっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回の記事では、ヴィンテージ店舗什器ってそもそもどんなものなの? という基本中の基本から丁寧に解説し、ヴィンテージ風のお店作りにぜひ取り入れたい人気アイテムや店舗内装実例までを一挙にご紹介します。
ヴィンテージ店舗什器を探す上で役に立つ情報をたっぷり詰め込みましたので、この記事を読めばきっと、あなたの思い描くお店作りができるはずです!
それでは早速チェックしていきましょう。

まずは基本の定義から。「ヴィンテージ」とはどんなテイスト?

ヴィンテージの店舗什器について考える前に、まずはインテリアにおける「ヴィンテージ」とはどんなテイストを指すのかについて整理しておきましょう。

皆さんは「ヴィンテージ」と聞くとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。おそらく、10人いたら10人が全く同じテイストや雰囲気を思い浮かべることはないのではないかと思います。

たとえば、下の1枚目の画像のような北欧風のヴィンテージを思い浮かべる方もいれば、2枚目のような古材とグリーンを多用したジャンク感あるテイストをヴィンテージと思っている方もいるでしょう。

ヴィンテージ 店舗什器 イメージ

ヴィンテージ店舗什器 理想

このようにイメージに差が出てくるのも無理のない話です。なぜなら、インテリアにおける「ヴィンテージ」の定義は非常に曖昧だからです。お店によってどんなものをヴィンテージと呼ぶか定義がばらついているため、自分が想像するヴィンテージ店舗什器と同じテイストのアイテムを見つけることが少し難しくなっているというわけなんです。

だからこそ、まずは自分のイメージしているヴィンテージ店舗什器は、ヴィンテージの中でもどのテイストなのか、そこのところをはっきりさせておきましょう。
次の章からヴィンテージ店舗什器の代表的な6つのテイストをご紹介するので、自分が目指しているのはどのテイストか確認してみてください。

北欧系ヴィンテージの店舗什器

ヴィンテージというと、まずこの北欧デザインのヴィンテージ什器を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。チーク材などの木材そのものの温かみや質感を重視しシンプルにまとめたデザインに、先細りする脚などのスタイリッシュな要素を加えたモダンなニュアンスが特徴的です。おしゃれでありながらも親しみやすさがあり、近年その人気が再燃。家庭内に置く家具としてもファンが多く、また店舗什器としても注目を集めているテイストです。

北欧デザイン系のヴィンテージ家具が作られたのは、1940年代から60年代にかけてのミッドセンチュリー期のことです。意外なことに、名前とは裏腹に、実は作られた国は必ずしもデンマークやスウェーデンなどの北欧諸国とは限りません。

ヴィンテージ店舗什器 G-PLAN

ヴィンテージ店舗什器 アーコール

現在市場に流通している北欧ヴィンテージ家具の大半を占めるのは、イギリス生まれのものです。そもそもミッドセンチュリー期に北欧デザイン家具が流行したのは、イギリスの家具ブランド数社が北欧諸国の影響を受けて北欧系の家具ラインを発表したのが始まりといわれています。
そんな中でも現在でも根強い人気を誇るのが、E.Gomme社のG-Plan (ジープラン)シリーズやERCOL(アーコール)社のアイテムです。上の1枚目の画像がG-PLANで、こちらは人気のBBシリーズのアイテムです。ブラックカラーのペイントとゴールドの真鍮をアクセントに取り入れたデザインが、おしゃれで格好良いですよね。2枚目の画像はERCOLのものです。木味を活かしたシンプルでナチュラルな佇まいが女性を中心に高い人気を集め、とくに感度の高いカフェやアパレルショップではよく見かける定番ブランドです。

ヴィンテージ店舗什器 北欧

その他にもA.H.Mclntosh(マッキントッシュ)やYounger(ヤンガー)やNathan(ネイサン)など。どのブランドも微妙にデザインの傾向が異なるので、お好みのブランド名で絞ってお目当ての店舗什器を探すのもおすすめです。

ヴィンテージ店舗什器 北欧デザイナー

もちろん本場の北欧諸国で作られた北欧ヴィンテージ系の店舗什器も流通しています。大きく2つに分けると、ひとつは北欧出身の有名デザイナーによる設計で作られた家具です。ハンス.J.ウェグナーやアルネ・ヤコブセン、アルヴァ・アアルトなどが有名で、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ヴィンテージ店舗什器 Yチェア

これらのデザイナーはFritz Hansen(フリッツ・ハンセン)社やPP Mobler(ピーピーモブラー)社、Carl Hansen & Son(カール・ハンセン&サン)、GETAMA(ゲタマ)社などいくつもの家具会社にデザインを提供していたので、同じデザイナーの作品であってもモデルによって製造元のブランドは様々です。どのヴィンテージ家具もデザイナーごとの個性がよく表れており、高い評価と共に名作家具として語り継がれているものも少なくありません。それゆえ金額は確かに高いのですが、お店の什器にひとつでもこうした有名デザイナーズ家具があれば、それなりのショップとして格が付くでしょう。

ヴィンテージ店舗什器 北欧風

もうひとつは、有名なデザイナーやブランドのものではない、無名の北欧ヴィンテージ家具です。全体的な佇まいは、先にご紹介したイギリスの北欧ヴィンテージ家具と似ている傾向にありますが、イギリスのものに比べて数が少ない分、やはり他とは違うユニークな雰囲気を感じさせます。名のあるブランドものやデザイナーズアイテムは量産されていることもあり、どうしても他店と被ることはあり得ます。しかし、無名の本場北欧ヴィンテージの店舗什器であれば、他人と被りにくく、オンリーワンに近い魅力が味わえます。北欧テイストでも他とは違う店舗を演出したいという場合には、頑張ってデンマークやスウェーデンなどの北欧諸国で作られたヴィンテージ家具を狙ってみると良いかもしれません。

ヴィンテージ店舗什器 日本製

さらに、あまり知られていませんが、実は日本でも北欧デザインのヴィンテージ家具が作られていました。現在では「ジャパンヴィンテージ」などと呼ばれて取り扱われていることがあるアイテムです。
この日本製の北欧風ヴィンテージ家具の特徴は、日本の職人ならではのきめ細やかな手仕事によって作られていること。他の国で作られた北欧ヴィンテージ家具と比べて、より重厚かつ品のある印象を受けます。また日本人の体格や住環境にあったサイズ感や、使いやすいように棚板が多く設けられている利便性など、実用面にしっかりと配慮した作りも特徴です。そのため、カフェのテーブルや椅子など実用面も重視したい店舗什器には、日本製のものを探してみるのもおすすめです。

ブランドとしては山品木工や日田工芸などが知られていますが、ブランド名が特に付いていなくても北欧デザインを採用した日本製のヴィンテージ家具はしばしば見かけることがあります。あまりメジャーではありませんが、北欧ヴィンテージの店舗什器を探しているのであれば、ぜひ一緒にチェックしてみてください。

ミッドセンチュリー系ヴィンテージの店舗什器

先ほど1940年代から60年代に展開されていたミッドセンチュリー期に人気だった家具として、北欧デザインのヴィンテージ家具をご紹介しましたが、もうひとつ同時期に作られ今なお人気のヴィンテージ家具があります。それがミッドセンチュリーデザインのヴィンテージ家具です。

ヴィンテージ店舗什器 ポップ

特徴としてはポップな色みや、曲線を多用したモダンなフォルム、プラスチックを使うなどの近代的な素材使いが挙げられます。他にもミッドセンチュリーデザインのヴィンテージ家具はデザイナーズものが多いことも有名ですね。代表的なデザイナーとしてはイームズやジョージ・ネルソン、ベルトイア、イサム・ノグチなどが知られています。特に体を包み込むような有機的なフォルムが特徴のイームズのシェルチェアは、みなさん一度は見たことがあるアイテムなのではないでしょうか。

ヴィンテージ店舗什器 イームズ シェルチェア

ミッドセンチュリー期のヴィンテージ家具はどれもかなり個性的で主張が強いのですが、異なるもの同士を組み合わせてもなぜかうまくまとまってしまうのが面白いところ。もちろん空間にひとつだけアクセントとして取り入れるのも素敵なので、個性的でありつつも実は挑戦しやすいヴィンテージ家具といえると思います。

ヴィンテージ店舗什器 日本 ミッドセンチュリー

ちなみにミッドセンチュリー系のデザインのヴィンテージ家具は、実は日本のブランドでも作られていました。有名どころは天童木工やカリモクでしょうか。すべてのアイテムがミッドセンチュリー系というわけではなく、先述の北欧系デザインに近い作りのものも見られますが、どれも日本人好みの落ち着きと、ラインの美しさが魅力です。海外もののミッドセンチュリーヴィンテージ家具に併せて、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

ジャンク系ヴィンテージの店舗什器

お次にご紹介するのが少しダメージが入ったような荒い雰囲気が人気の、ジャンクなヴィンテージ店舗什器です。無骨な倉庫内を連想させるような格好良さのあるテイストです。ヴィンテージスタイルの中では北欧ヴィンテージと並んで人気のテイストです。USA(アメリカ)製のものがよく知られていますが、フランスや日本で作られたものなど、様々な国のものが取り扱われていますよ。

ヴィンテージ店舗什器 ジャンクスタイル

アイアンなど金属を使っているのがこのスタイルのヴィンテージ什器の特徴で、鉄脚テーブルなどが代表的です。古材と組み合わせた作りのものが多く、錆びた鉄脚と古い木のコンビネーションが、シンプルながらもインテリアで確かな存在感を発揮します。

ヴィンテージ店舗什器 メタルロッカー

他にも工業系を意味する「インダストリアル」と呼ばれるヴィンテージ什器も、ジャンクテイストでは見逃せない存在です。金属製のロッカーやラックなど、産業用家具ならではのがっしりとした作りは安定感があり、また通常のインテリアではあまり見かけない非日常感も大きな魅力です。

ヴィンテージ店舗什器 キャビネット

また、デンタルキャビネットもぜひチェックしておきたいインダストリアル系のヴィンテージ家具。こちらはもともと病院で医薬品や医療機器などを入れていたもので、現代では見せる収納と隠す収納両方を楽しめる家具として人気です。

ヴィンテージ店舗什器 照明

さらに小さなアイテムですが、ホーロー製のペンダントライトやデスクライトなども空間作りのアクセントにおすすめです。使い込まれたクールな雰囲気が根強い人気を誇るアイテムですよ。
どれもユニークで、取り入れればこなれた印象を空間にもたらしてくれるインダストリアルなヴィンテージ店舗什器ですが、残念ながら数があまり多くありません。気になるものに出会ったら、タイミングを逃さずに購入を検討することをおすすめします。

レトロ系ヴィンテージの店舗什器

次にご紹介するのは素朴でシンプルな佇まいのレトロ系のヴィンテージ店舗什器です。フランスやアメリカ、日本など様々な国で作られたヴィンテージ家具に見られるジャンルですが、飾り気がなく、さらにそこに使い込まれた味わいが添えられることで、まるでギャラリーのオブジェのような静かでムードある存在感を放つのが大きな魅力です。

ヴィンテージ店舗什器 レトロ

ヴィンテージ店舗什器 レトロ風

具体例としては昔学校で使っていたスクールチェアや、あるいは素朴なマス目棚などが挙げられるでしょうか。他にもスツールやベンチといったアイテムも人気ですね。

ヴィンテージ 店舗什器 レトロ

このジャンルのヴィンテージ家具の良いところは他にもあります。ひとつはシンプルなデザインなのでコーディネートが抜群にしやすいこと。そして凝った作りではないことから、ご紹介したヴィンテージ店舗什器の中でも価格が比較的安価な点も見逃せません。デザイン面でも価格面でも取り入れやすいので、ヴィンテージのアイテムを初めて購入するという初心者さんにも非常におすすめです。

シャビーシック系ヴィンテージの店舗什器

シャビーなペイントが施されたヴィンテージ店舗什器も、クールな空間作りのためには見逃せない注目のアイテムです。シャビーペイントとはムラが出て均一でない荒い印象のペイントのこと。ペイントされたタイミングはヴィンテージ家具が作られた当時から現代までアイテムによって様々ですが、どれも色の効果で印象ががらりと変わるのが魅力です。ペイントによる柔らかさと、そのペイントの剥げかけた質感によるピリリとした感じが加わって、独特の甘辛さが楽しめます。

ヴィンテージ店舗什器 シャビー

「ヴィンテージ家具」として見た際には、以下の2種類のシャビーペイントの古家具を探してみるのがおすすめです。

ヴィンテージ店舗什器 ペイント

1つ目は今までご紹介したヴィンテージ家具をベースとして、そこにペイントを施したタイプ。ペイントによって、オリジナルのヴィンテージ什器とはひと味違うヴィンテージ感を楽しむことができます。例えば定番の北欧ヴィンテージ家具も思い切ってシャビーペイントで仕上げられた1台を選んでみれば、かわいらしさが強調されて新鮮な印象になります。また無骨な印象になりやすいジャンク系のヴィンテージ家具も、例えばアイボリーやシャーベットカラーなど淡い色味にペイントしてあるものを選べば優しい印象になって、ぐっと空間に馴染みやすくなりますよ。

ヴィンテージ店舗什器 シャビーシック

2つ目は黒や紺などダークカラーのシャビーペイントがされた古家具。ヴィンテージ家具の定番でもあるアイアンアイテムを連想させるからか、こういった彩度の低いペイント家具を選ぶと家具のジャンルを問わずしっかりヴィンテージ感を空間に演出してくれるのです。男前でクールな印象の空間に仕上げたい方には特におすすめです。

ご紹介したようなシャビーペイントのヴィンテージ家具が欲しい場合、ペイント済みの家具を探すのはもちろんのこと、お好みの家具を自分で好きなカラーでペイントしてみても良いですね。丁寧にペイントしても良いですが、敢えてムラを出してみたり、剥げかけていたり擦れているように工夫すると、使い古したようなヴィンテージ感が増しますよ。

和家具系ヴィンテージの店舗什器

見落としがちではありますが、日本で作られた和箪笥などの和家具系統のヴィンテージ家具もおすすめのアイテムです。

ヴィンテージ店舗什器 和箪笥

和箪笥などのどっしりとした金具が付いた重厚で豪華なものは無骨な雰囲気で、意外にもヴィンテージテイストにぴったりなんです。同じ和箪笥や和家具でも、作り込みの本格的なものから比較的シンプルなものまで様々なバリエーションがあるので、お好みで金具の豪華さや大きさを選んで、重厚感を調整するといいでしょう。

ヴィンテージ店舗什器 和風

でもこういった和家具系のヴィンテージ家具を洋風のヴィンテージスタイルに取り入れるのは、ちょっとハードルが高そうと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は鉄脚を付けるなど、現代的なリメイクを施した和家具を選ぶのもおすすめです。今どきの洋風テイストの空間にもていより取り入れやすくなり、難易度が高いと思われがちな「ミックスコーディネート」にもより気軽に挑戦することができますよ。

ヴィンテージ店舗什器を使ったインテリア実例5選

最後に、ご紹介してきた様々なテイストのヴィンテージ店舗什器を取り入れて作った、店舗のインテリアコーディネート例をご紹介しましょう。
コーディネートのコツやポイントもお話しするので、気になるテイストのインテリア例をぜひ参考にしてみてくださいね。

北欧風のヴィンテージカフェレストラン

ヴィンテージ店舗什器 大人風インテリア

こちらは、北欧ヴィンテージ家具とイギリスヴィンテージ家具を組み合わせたシックで大人っぽいヴィンテージ店舗インテリアです。テイストでいうと、はじめにご紹介した北欧風のヴィンテージテイストですが、やや落ち着きのあるクールな雰囲気に寄せています。
ポイントは、同じ木の茶色でも、オレンジなどの明るめのものではなく、深みのあるこげ茶色のような色味で統一したことです。
キャビネットとチェアは北欧ヴィンテージ、テーブルはイギリスヴィンテージのアイテムですが、作られた国が違っても、色味を揃えたことでシンプルな北欧デザインなら相性よくまとまることが分かっていただけるかと思います。

ヴィンテージ店舗什器 北欧カフェレストラン

チェアは全て同じデザインを揃えても良いですが、今回は2種類のチェアをそれぞれ2脚ずつ合わせました。程よく統一感がありながらも、揃いすぎない抜け感も大事にしてみました。

ミッドセンチュリー風のポップなヴィンテージカフェ

ヴィンテージ店舗什器 ミッドセンチュリーカフェ

ミッドセンチュリースタイルの内装というと、ミッドセンチュリー期のデザイナーズヴィンテージ家具やブランドヴィンテージ家具を多用して作り上げるイメージがあるかもしれませんね。しかしながら、普通の名もないヴィンテージ家具をメインの什器として取り入れても、ミッドセンチュリースタイルのお部屋は十分実現可能なんです。

ヴィンテージ店舗什器 カフェ 内装

まず最初のコツは、ミッドセンチュリーデザインの家具をひとつでもいいので取り入れてあげること。今回のコーディネートであれば、シェル型のボウリングチェアがそれに当たります。どことなくイームズのシェルチェアに似ていて、ミッドセンチュリーな雰囲気は抜群ですよね。こうすることで、ブランドアイテムでなくても空間にミッドセンチュリーなムードのベース作りをすることができます。予算やスペースが限られていても、チェアのような小ぶりなヴィンテージ什器であれば、比較的安価なので挑戦しやすいかと思います。

ヴィンテージ店舗什器 おしゃれ 内装

次のポイントは、カラフルな色味を意識して店舗什器を選んでいくこと。無難に茶色などでまとめず、緑・黄色・赤などカラフルな色味を加えるのがポイントです。できれば2色以上差し色を入れるのが望ましいですね。さらに、もしクールな印象のミッドセンチュリー系に仕上げたいようであれば、そこに彩度が低い黒などの色味を加えるのが定番のテクニックです。今回は黄色・緑・アイボリーなどを取り入れつつ、グレーの座面のベンチソファでかっこよさを演出しています。
このようにミッドセンチュリーなムードの内装インテリアは、ちょっと手が届きにくい高価なデザイナーズヴィンテージ家具を使わなくても、きちんと実現することが可能です。興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ジャンク系ヴィンテージのアパレルショップ

ヴィンテージ店舗什器 アパレル 内装

次に紹介するショップ内装は、まさに「男前」といった風貌のかっこいいインテリアが自慢です。空間の主役はハードな印象の本革ソファ。ちょっと赤みがかった色味をチョイスすることで重すぎない適度な重厚感を醸し出し、お部屋に高級感を演出してくれます。
さらにセンターテーブルにはヴィンテージのトランクを活用した個性的な1台を取り入れて、大人の遊び心を演出してみました。このようにヴィンテージ家具を本来の目的とは異なる形で店舗什器として使うのも、おしゃれなインテリア作りにひと役買ってくれるテクニックです。

ヴィンテージ店舗什器 ジャンクスタイル

また、壁際にはシャビーなアイアンラックを2台を取り入れて左右対称に配置。シンメトリーを作り出すことで洗練された印象を作り出しています。本物の古い時代に作られたヴィンテージのアイテムは一点ものも多いですが、今回は同じものを並べたかったので、古材を使ったヴィンテージ風のアイアンラックを採用してみました。

ヴィンテージ店舗什器 ハンガーラック

他にもハンガーラックなどアイアンもののヴィンテージ店舗什器を使ってハードなかっこよさを全面に押し出してみましたが、それだけでは少し重々しすぎる印象になることも。そこでお部屋のいたるところに植物を置いて軽やかさを演出してバランスを取ることも意識しています。かっこよくそれでいてくつろげる大人の隠れ家的ショップの完成です。

レトロ風のヴィンテージカフェ

ヴィンテージ店舗什器 レトロカフェ

こちらはシャビーなペイントアイテムを取り入れたレトロ風のカフェインテリア。ネイビーカラーのカップボードが空間のアイキャッチの役割を果たしています。クールな雰囲気のネイビーは、ヴィンテージインテリアの定番カラー。ネイビーは、アイアンやブリキ、古材などのアイテムと抜群に相性が良く、空間にカジュアルかつ落ち着きある雰囲気をプラスすることができます。こちらで取り入れたカップボードは、古材の温かみのある色合いと、ペイントのマットな質感のバイカラーのコントラストが心地よく、ほどよくラフで男前な印象にまとまっています。

ヴィンテージ店舗什器 ペイント シャビー

ネイビーは、ブルーに近い色合いのものほど活発でメンズライクな雰囲気に、ダークトーンに近いほど落ち着いた大人っぽい雰囲気にコーディネートできますよ。ネイビーの中でもどの色味にするかにこだわると、よりイメージに近い部屋作りができます。

ヴィンテージ店舗什器 カフェ什器

カップボードをインテリアの主役にしたいので、テーブルやチェアなど他の什器はシンプルなデザインのものを選びました。テーブルは古材天板に鉄脚のレトロな雰囲気のもの。チェアは、E.Gomme社によるG-Plan (ジープラン)シリーズのものです。座面がブラックカラーの革座面になっていて、シンプルながらもメンズライクなクールな雰囲気を醸し出しています。

和家具系ヴィンテージのカフェレストラン

ヴィンテージ店舗什器 ミックススタイル

最後にご紹介するのは、洋風のヴィンテージテイストの空間にヴィンテージの和家具を潜ませた、ちょっと個性的なカフェインテリアです。鉄脚のベンチやスチールの収納棚などジャンクなムードのヴィンテージ家具を多用しつつ、アクセントに和箪笥を取り入れてミックススタイルに仕上げています。洋のヴィンテージ家具も和のヴィンテージ家具もどちらも異なる趣と魅力がありますよね。お店作りの際にどちらのテイストも両方とも捨てがたいと迷ってしまう方は、こちらのコーディネートを参考にミックススタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ヴィンテージ店舗什器 和風

このように洋と和という全く異なるジャンルのヴィンテージ家具同士が違和感なくすんなり馴染んでいる秘訣としては、素材の種類や質感を揃えているからです。ヴィンテージの和箪笥はアイアン家具と合うように金具の多いものを選んで、それでいて木の質感はやや粗めのカジュアルなムードのものを厳選。

ヴィンテージ店舗什器 おしゃれ

さらに和にも洋にも合う朱色のような落ち着いた赤色のソファをアクセントに取り入れて、より洗練された雰囲気に仕上げています。

最後に

ヴィンテージの店舗什器についてご紹介しました。
ひと言で「ヴィンテージ」といっても、その中でさらにいくつかのテイストに分けられます。そのことをきちんと知っておけば、自分が目指しているヴィンテージスタイルはどういうものなのか明確になって、お店作りもグンと楽になりますよ。
今回の記事の中でご紹介したおすすめのアイテムや内装のコーディネート例なども参考にしながら、お好みのヴィンテージ什器を取り入れて、ぜひ理想のお店作りを楽しんでくださいね。きっと皆さんのお店は他にはない魅力的なお店になることでしょう!

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